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ロシア、ウクライナ東部派兵決定=親ロ派の独立承認、軍事行動へ


 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は21日、ウクライナ東部で支援する親ロシア派武装勢力「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」について、独立を承認する大統領令に署名した。大統領令でロシア軍の派遣も決定。プーチン氏は22日、外国における軍事行動を提案し、上院が承認した。親ロ派と署名した「友好協力・相互援助条約」によれば、ロシアは親ロ派支配地域に軍事基地を建設できるようになる。ロシア上下両院は22日、同条約を批准した。  ロシア軍による国境付近への集結とベラルーシでの合同軍事演習が継続する中、ウクライナ情勢は重大な局面を迎えた。米政府はロシアの動きを「侵攻」と断じた。  米欧はプーチン氏の決定を一斉に非難した。米国は親ロ派支配地域に経済制裁を発動。欧州も追随する見通しだ。国連安保理は21日、緊急の公開会合を開催。日本を含む先進7カ国(G7)首脳も24日にオンライン会合を開き、対ロ制裁を含む強力な措置を検討するとみられる。  プーチン氏は22日、アゼルバイジャンのアリエフ大統領との会談で「ロシアが帝国の復活をもくろんでいるとの臆測は見ているし、予想もしていたが、全く事実に反している」と主張。ソ連崩壊後は「新たな地政学的現実を認め、(旧ソ連構成国の)すべての国との協力関係強化に積極的に取り組んでいる」と語った。  プーチン政権は2014年、南部クリミア半島を併合。その後も北大西洋条約機構(NATO)加盟を目指すウクライナに軍事圧力をかけ、NATO不拡大などを迫る条約案を昨年12月に提示した。米国などは今年1月に書面で回答し、譲歩を示しながらも不拡大の要求は拒否。ロシア外務省は「軍事技術的な措置を含めて対応を余儀なくされる」と述べ、軍の派遣につながった。 【時事通信社】 〔写真説明〕21日、モスクワで国民向けに演説するロシアのプーチン大統領(EPA時事) 〔写真説明〕21日、モスクワで、安全保障会議を開催するプーチン・ロシア大統領(AFP時事)
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