中国・上海で邦人拘束＝日本政府、早期釈放要求

　【北京時事】日本政府は１７日、中国・上海市で昨年１２月、５０代の日本人男性が中国当局に拘束されたことを明らかにした。松野博一官房長官は記者会見で「中国側に対し、さまざまな機会を通じて早期解放を強く求めている」と強調した。 　上海の日本総領事館が中国側から「国内法違反があった」と拘束の通報を受けた。具体的な拘束理由は不明だが、国家安全当局によりスパイ行為に関与した疑いが持たれているとみられる。日本政府は男性との領事面会を求めている。 　これに対し、中国外務省の汪文斌副報道局長は１７日の記者会見で、「承知していない」と確認を避けた。　【時事通信社】