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リー首相、「70歳退任」先送り=コロナ危機、後任は未定―シンガポール


 【シンガポール時事】シンガポールのリー・シェンロン首相が10日で70歳となる。かねて「70歳までに退任する」と公言していたが、新型コロナウイルス禍の国難に直面。後任選びも混乱し、しばらくの続投を余儀なくされた格好だ。  後継者に内定していたヘン副首相(60)は2021年4月、突如辞退した。後継者選びは振り出しに戻った。ヘン氏は「高齢のため」と説明したが、額面通り受け取るシンガポール人は少ない。20年7月の総選挙で与党が議席を減らしたことでヘン氏の求心力は一気に低下したと臆測されている。  リー氏は、「建国の父」故リー・クアンユー初代首相の長男で、04年に第3代首相に就任した。開発独裁的な手法を踏襲し、経済発展を維持してきている。  後継候補にはチャン教育相、オン保健相、ウォン財務相らの名前が挙がるが、突出した候補はいない。リー首相は先に、後任選びは勝者を選ぶ「美人コンテスト」でなく、「国を導くチームをつくるのが目的だ」と述べ、集団指導体制を想定していることを示唆した。  第2代首相のゴー政権でもリー父子が要職を務めた。リー首相が引退すれば、第4代首相は建国や発展を主導してきたリー家が不在の初の政権となり、シンガポールは転換点を迎える。 【時事通信社】 〔写真説明〕シンガポールのリー・シェンロン首相=2019年6月、バンコク(AFP時事)
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