山本涼、自信深めた表彰台＝Ｗ杯複合

　山本涼は昨季に続く自身２度目の表彰台で、誇らしげにスキーを掲げた。前半飛躍で２位につけ、「うまく風に乗れ、気持ちが良かった」。トップと１秒差でスタートした後半距離は３人から成るトップ集団で力走を見せた。 　「昨季だったら置いていかれる展開だった」。昨年１２月に持病の片頭痛が発症し、約１カ月ぶりの実戦だったが、最後までフォームは崩れなかった。シーズンオフに、体格で劣る部分をカバーするため、粗削りだった走りの技術を「小学生が習うようなところから」徹底的に見直したという。「やるべきことをやれば、おのずと成果はついてくる」と、自信を深めていた。（クリンゲンタール時事） 【時事通信社】 〔写真説明〕個人第１１戦で３位に入り、表彰台に立つ山本涼太＝１５日、ドイツ・クリンゲンタール（ＥＰＡ時事）