ＡＴＭの１億円窃盗容疑＝元警備員の男を逮捕―千葉県警

　メンテナンス中の現金自動預払機（ＡＴＭ）から現金約１億円を盗んだとして、千葉県警柏署は５日、窃盗容疑で警備会社ＡＬＳＯＫ千葉支社の元社員角川恵太容疑者（３３）＝同県市原市光風台＝を逮捕した。容疑を認め、「競艇をするために金が必要だった」などと話しているという。 　逮捕容疑は昨年１０月２８日午前１０時１０分～午後４時５０分ごろ、同県内のＡＴＭ６カ所から現金計約１億円を盗んだ疑い。　 　同署などによると、同年１１月にＡＴＭの不具合を受け、別の社員が検査したところ、ＡＴＭ内の金額が足りないことが判明。同社が内部調査を実施した。 　角川容疑者は２０１１年から社員として勤務。当時は警備輸送業務に従事し、１人で現金を扱う作業を担当していた。同社は昨年１１月に懲戒解雇処分としたという。 　ＡＬＳＯＫ本社広報部の話　お客さまにおわび申し上げる。内部管理体制の強化と再発防止に努める。（了）【時事通信社】