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野党尹氏、背水の陣=「選対解散」で出直し―韓国大統領選


 【ソウル時事】3月の韓国大統領選の保守系最大野党「国民の力」候補、尹錫悦前検事総長は5日、選挙対策委員会を解散すると発表し、「今までと違う姿で再スタートする」と表明した。革新系与党「共に民主党」候補の李在明前京畿道知事への劣勢を挽回するため背水の陣を敷いた。だが、選挙戦略家として実績があり選対トップだった金鍾仁氏と決別。不安が残る出直しとなった。  尹氏は昨年12月以降、陣営の内紛や妻の経歴詐称疑惑などで支持率が急落。一部で候補交代論もささやかれるなど陣営内でも求心力が低下していた。記者会見では「国民に安心を与えられなかった。すべて私の責任だ」と謝罪し、「確実に変化した尹錫悦を見せる」と訴えた。  陣営関係者は「挽回するにはこうしたショック療法しかない」と語った。実務者中心の小規模な選対本部だけ置く考えで、内紛の余地をなくす意図もあったもようだ。  金氏は3日、公の場で「(尹氏は)演技だけしてくれればいい」と発言。これが決別の大きな要因になったとみられている。尹氏は「操り人形」と見られるのを避けた形だが、金氏は中道層確保の手腕に定評があり、マイナスもありそうだ。  世論調査機関「リアルメーター」が5日発表した18~39歳を対象にした調査で、尹氏の支持率は、李氏の33.4%、保守中道「国民の党」候補の安哲秀代表の19.1%に次ぐ18.4%。浮動層が多く選挙のカギを握るだけに、尹氏は「20~30代に失望を与えたことを深く反省している」と述べた。  しかし、若者に支持される李俊錫党代表は12月下旬に選対を離脱して以降、背を向けたまま。同じく若者に人気があり、党予備選で2位だった洪準杓氏も尹氏と距離を置いている。尹氏自らが「変化」を示せるかに加え、両氏の協力を得て挙党一致を演出できるかも課題だ。 【時事通信社】 〔写真説明〕5日、ソウルで記者会見する韓国大統領選の野党「国民の力」候補の尹錫悦氏(EPA時事) 〔写真説明〕韓国最大野党「国民の力」の李俊錫代表=4日(EPA時事) 〔写真説明〕5日、韓国最大野党「国民の力」候補の選挙対策委員会の解散発表後、ソウルの事務所を去る選対トップの金鍾仁氏(EPA時事)
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