最優秀賞に東京の小学生ら＝「いっしょに新聞」コンクール

　日本新聞協会は２１日、家族らと新聞記事を読み、感想や意見を応募する第１２回「いっしょに読もう！新聞コンクール」の小・中・高校各部門の最優秀賞に、東京都と岩手県の生徒が書いた３編を選んだと発表した。 　東京都北区立王子第二小５年、佐藤せり花さんは新型コロナウイルス禍で思いやりの言葉が込められたしおりを地域に配る中学生の活動を紹介した記事について、「言葉の持つ力は強く、相手を思いやることは強いと確信した」とつづった。 　盛岡市立見前中２年、尾崎柚果さんは、企業経営者が発達障害だと明かすインタビュー記事を読み、「違うからこそ助け合うことができる」と書いた。東京都の白百合学園高３年、中田結子さんはミャンマー弾圧の証言記事から「平和な暮らしは求め続けてこそ。政治への意見を持ち、選挙に行くことが権利の上に安住しないための第一歩」と考察した。 　全国から６万４５１３編が寄せられ、優秀賞に３０編、奨励賞に１２０編が選ばれた。第１３回は今月２１日～来年９月７日に募集する。　（了）【時事通信社】