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米、22年3回利上げ=量的緩和終了、3月に前倒し―インフレ抑制鮮明に・FRB


 【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、米国債などを買い入れる量的緩和策の縮小ペースを加速させ、終了時期を2022年3月に前倒しする方針を決めた。会合参加者の政策金利見通しでは、22年中に事実上のゼロ金利政策を解除し、3回利上げするシナリオを提示。インフレ率が39年ぶりの高水準に達する中、FRBは物価高抑制に軸足を置く姿勢を鮮明にした。  FOMC後の声明は、高インフレは「一時的」とする従来の文言を削除。物価高への警戒感を強めた。  新型コロナウイルス危機対応で導入した量的緩和策の縮小ペースは月300億ドルへと2倍に引き上げ、終了時期の想定を22年6月から3月に前倒しした。緩和縮小を早期に終え、利上げの準備を整える。  会合参加者の中心的な見通しは、利上げ回数が22年中に3回と前回9月時点の1回から増え、23年は3回、24年は2回となった。インフレの高止まりを受け、金融引き締めが進むシナリオが示された。  インフレ率の見通しは22年が2.6%(9月時点は2.2%)、23年は2.3%(2.2%)へとそれぞれ上方修正。FRBが目標とする2%を上回り、高インフレが長期化する可能性があると予想した。  実質GDP(国内総生産)伸び率は22年が4.0%(3.8%)と堅調な成長を予想。失業率は改善が続き、22年に3.5%へ低下すると見込んだ。  会合では政策金利を年0~0.25%に据え置くことも決めた。決定は全会一致。 【時事通信社】
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