米歌手ティナ・ターナーさん、楽曲の権利をＢＭＧに売却

【ニューヨークＡＦＰ＝時事】米国の伝説的な歌手ティナ・ターナーさん（８１）が、レコード会社のＢＭＧに楽曲の権利を売却した。同社が６日、発表した。（写真は米歌手ティナ・ターナーさん）　契約条件は明らかにされていないが、ＢＭＧによると、売却された権利には、録音作品のアーティストの権利や作詞家・作曲者の権利のすべてに加え、著作隣接権、名称や肖像権なども含まれている。　グラミー賞受賞歴のあるターナーさんの作品の売り上げ枚数は１億枚を超えている。ＢＭＧ社によると、所属先は引き続きレコード会社のワーナー・ミュージック・グループになるという。　ターナーさんは「他のアーティストと同じく、私のライフワークである音楽的な遺産を保護するのは個人的な問題だ」として、自身の作品が「信頼できるプロの手に委ねられる」と確信しているとのコメントを発表した　ボブ・ディランさんは、全楽曲の権利を推定３億ドル（約３３４億円）でユニバーサル・ミュージック・パブリッシング・グループに売却したと報じられている。　ＢＭＧは、ジョン・レノンさんやリンゴ・スターさん、ミック・ジャガーさん、キース・リチャーズさん、カート・コバーンさん、デヴィッド・ボウイさんらの作品の権利の代行業務を行うか、権利を所有している。　ＢＭＧは新たなアーティストの楽曲の権利取得について、数週間以内に発表するとしている。【翻訳編集ＡＦＰＢＢＮｅｗｓ】〔ＡＦＰ＝時事〕（2021/10/07-12:55）