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皇位継承、岸田・高市氏は男系維持=野田氏「女系も選択肢」―河野氏は有識者会議尊重・自民総裁選


 自民党総裁選では安定的な皇位継承策についても論戦が交わされている。岸田文雄前政調会長と高市早苗前総務相は皇位継承資格を「男系男子」に限る伝統の維持を主張。一方、野田聖子幹事長代行は「女系天皇も選択肢の一つだ」と訴える。河野太郎規制改革担当相は政府の有識者会議の議論を尊重するとの立場にとどめている。  皇位継承をめぐっては、政府の「安定的な皇位継承の在り方を検討する有識者会議」が7月、(1)女性皇族が結婚後も皇室に残る(2)皇族の養子縁組を可能にして旧宮家の男系男子を皇籍復帰させる―の二つを優先的に検討する方向を示した。  河野氏はこれを踏まえ、「有識者会議が今後、最終的に取りまとめる結論を尊重したい」とした上で、「広く共感を得るため、しっかり説明していくことが大事だ」と説く。かつて「男系維持にはかなりのリスクがある」と述べ、母方にのみ天皇の血筋を引く女系天皇を含めて検討すべきだと主張したが、現在は女系天皇について立場を明らかにしていない。  これに対し、岸田氏は女系天皇容認に反対の姿勢を明確にする。「皇位継承は例外なく男系天皇が継承してきた」と指摘。安定的な皇位継承策については、戦後すぐに皇籍を離れた旧宮家の男系男子が復帰する案を含め、女系天皇以外の方法を検討すべきだと訴える。総裁選の保守票を意識しているとみられる。  保守派の高市氏は「126代続いた男系の血統はまさに天皇陛下の権威と正統性の源であり、世界の王室に比類ないものだ」と強調する。男系の維持と皇位の安定継承を両立させる方策としては、旧宮家の皇籍復帰を希望するとの考えを示している。  野田氏は「男系男子を続けていくのは難しい状況になっている」という現状認識をベースに女系天皇も認める立場だ。同時に、皇位継承というテーマは自民党総裁選で議論するのになじまないとし、「(主権者である)国民に広く意見を求めていかなければならない」と語る。 【時事通信社】
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