誰もが毎年ひとつずつ年齢を重ねますが、より豊かに幸せに年をとりたいと誰もが願っています。

今年2年目を迎える「Aging Gracefullyプロジェクト」は、 間もなくやってくる女性の半数が50歳を超える時代に向け“優雅 に年を重ねる”価値観を広める取り組みです。
同プロジェクトでは、AG世代の女性の幸せを考える「Aging Gracefully LABO」を設立。その調査発表も兼ねる形で、“働く女性“の代表として報道関係者の女性が集まり、プロジェクトメンバーとともに、女性の幸福度について考えるラウンドテーブルが開催されました。

年を重ねることに対する新しい価値観
「Aging Gracefully(=優雅に年を重ねる)」とは、欧米で浸透しつつある概念で、年を重ねることに対する新しい価値観です。2年目となる今年は「ゆるっと、ゆうがに」をキャッチコピーに、タレントのYOUさんと女優の大塚寧々さんがアンバサダーに就任。魅力的に年齢を重ねている2人の姿は「こういう風に年を取れたらいいな」と思わせてくれます。

大半の女性が、年齢を重ねることを楽しめていない
「Aging Gracefully LABO」が行ったアンケート結果によると、「年齢を重ねることを楽しめているか」という質問に「楽しめている」と答えた女性は全体のわずか3割弱。残りの7割強は「どちらともいえない」「楽しめていない」と回答しています。しかし、半数以上の女性が「年齢を重ねることを楽しみたい」と答え、希望と現実の間に隔たりがあることが分かりました。

また、参加者からは「周囲の目を気にする女性が多い」「傍から見るととても魅力的なのに、自分に自信を持てないようだ」という声が上がりました。

Aging Gracefullyプロジェクトリーダー 前田育穂さんは「40代の女性の属性を調べると、マジョリティがない。就職氷河期があったため雇用形態が分かれていること、そしてシングルや子どもを持たない選択をする夫婦が増えていることも含め、マイノリティが集まる世代」と調査結果をもとに解説。

「これが多数派」という目印がなく、多様な生き方が存在する新しい世代であることが、データの上からも明かされました。

幸福度を上げるために欲しいのは、一人の時間
「幸福度を上げるために欲しい時間・増やしたい時間」を問うと、「一人の時間」(41.8%)、「趣味の時間」(41.7%)という回答がトップ2に。誰かと過ごす時間より、誰にも気を使わずに自分のためだけに使える時間が欲しいと考えている女性が多いことが分かります。

さらに、「あなたの幸福度を上げるために、ちょっと手を抜いたり楽をしたいことはありますか」という質問に「料理」「掃除」と答えた人が、ともに50%を超えました。毎日の家事で頑張りすぎないことが幸福につながると考えている人が多いことが分かります。

自分らしく、ワクワクする方向へ
座談会の最後に、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の教授であり、幸福学の第一人者でもある前野隆司教授による、AG世代へのアドバイスが伝えられました。

幸福度を高める鍵となるのは、「〇〇すべきだ」より、自分がワクワクする時間がどれだけあるかが大事。また、ボランティアや身近な人に感謝を伝えるなど「誰かのために」する行動も幸福度を上げます。さらに、自分を卑下せず、自分らしく生きることが大切だそう。
「自信を持って、ワクワクする方へ一歩踏み出して」と前野教授は女性たちの背中を押す言葉で締めくくっています。

年齢を重ねることを「幸せ」だと感じられるように、一人の時間を増やしつつ、自分の興味や好奇心が向く方向を探してみてはいかがでしょうか。

【参考】
※公式サイト
https://aginggracefully.asahi.com/

情報提供元:WomanSmartLife
記事名:「『Aging Gracefullyプロジェクト』 “女性の幸福度”について考える ラウンドテーブル開催