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【ハンドメイド】カリグラフィーでオリジナルのメッセージカードを作ろう!


誕生日カードやクリスマスカードを書くとき、かわいい文字やフォントにあるような英字を書きたいと思ったことはありませんか?実は専用の道具と練習次第では販売しているポストカードにある英字を簡単に書くことができます

今回は、カリグラフィーという技法を使って流れるような英字を書く練習方法を紹介します。文字の種類も詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてください。

カリグラフィーの歴史

カリグラフィーの歴史は2000年以上前からあります。ローマの碑文に使われていた「ローマンキャピタル」という大文字体が元になっており、 文字を美しく見せる手法 のことをいいます。ギリシャ語の「CALLI(美しく)」と「GRAPHEIN(書く)」という意味が合わさった言葉です。

印刷技術が発展していくにつれ手書き文字の習慣は薄れていきましたが、19世紀後半に行われたアーツクラフト運動(美術工芸運動)の影響を受けた美術工芸家がカリグラフィーの美しさを再現しました。近年では、 カリグラフィーの道具を用いて自由に表現するモダンカリグラフィー が広まっています。

文字の種類

カリグラフィーには大まかに3つの書体があります。それぞれに特徴があり、独特の美しい文字が魅力です。

イタリック体

3つの書体の中で 一番読みやすく初心者でも書きやすい書体 です。この書体は、より早く書くための日常的な書体として生まれ庶民の間で使われました。使う道具は先が平たくなったペンです。

傾斜によって太さが変わるので慣れるまで苦労するかもしれませんが、練習すれば 強弱のついた見やすい文字 を書くことができます。

ゴシック体

大昔の洋書を読むときにでてきそうな書体がゴシック体です。別名 ブラックレターやオールドイングリッシュ とも呼ばれます。当時紙は高価だったため一枚の紙に多くの文字を書き、紙が文字で真っ黒になったことからブラックレターと呼ばれるようになったといいます。

カッパープレート体

イタリック体やゴシック体はペン先が平たいものを使用しますが、 カッパープレート体は万年筆のようなペン先で文字を書き、筆圧で太さを調整 します。カッパープレート体は優しくエレガントな印象をうける文字で、イタリック体よりさらに早く書けるように作られた書体です。

「copper(銅)plate(板)」という意味もあるように銅板に書かれており、17世紀には楽譜などにもカッパープレートが使われていたそうです。

カリグラフィーのカッパープレート体を練習してみよう

カリグラフィーの技法の中でもカッパープレート体は流れるような曲線を使って文字を書きます。結婚式のウェルカムボードや席札に使っているイメージがありますが、練習すれば自分で書くこともできます。まずは、基本の描き方を覚えましょう。

準備する道具

  • カッパープレート用ペン先
  • カッパープレート用ホルダー
  • インク
  • カリグラフィー練習用シート

ペン先は漫画などを描くときに使う Gペンのペン先 を使用します。カリグラフィー専用のペン先は値段も高く柔らかい素材なので、慣れるまでは安価で使いやすいペン先でも問題ないでしょう。ペン先ホルダーは安いもので400円くらいで購入できます。

インクは万年筆用も使えますし、絵の具でも大丈夫です。メッセージカードや用途によって自分の好きなインクを使いましょう。また、最初は字体を練習するので、 カリグラフィー練習用のシートをプリントアウト して使用してください。

カッパープレート体の書き方

① ペンを準備する

まずはペン先にインクを注入します。ペン先は写真のように ホルダーの出っ張っている部分に平行 に差し込みます。ペン先が折れそうになるかもしれませんが、少し強めに差し込んでください。奥まで入れた方が字を書くときに安定します。

次にインクをペン先に入れます。ペン先は真ん中に穴が開いているので、その穴が埋まる程度に入れてください。最初はどのくらい入れてよいかわからないかもしれませんが、入れすぎるとボタボタと落ちてくることもあり、慣れてくると加減が分かりますよ。

② ペンを動かす練習をする

ペンを上下に動かす練習をします。ペンを下に動かすときは、少し力を入れて動かします。すると、ペン先が割れてインクが多く出るので太い字を書くことができます。反対に上に動かすときは、あまり力を入れず優しく動かすことで線が細い字を書けます。

この上下に動かす練習をすれば、曲線を書くときも 上から下に動かすときは太く、下から上へ曲線を書くときは細い字 を書くことができます。すると、カッパープレート体の基本の文字が書けるようになりますよ。

③ 小文字の練習をする

基本的な書き方を覚えたら、カッパープレート体の小文字を練習してみましょう。カッパープレート体は、少し特殊な書き方です。まずは、字体を練習して慣れていきます。慣れたら、 文字をつなげる練習 をしましょう。すると、ポストカードのような字体に近づきますよ。

うまくカッパープレート体を書くには

① シートを斜めにペンを45度

カッパープレート体は、書体が斜めに書かれています。実際にカッパープレート体を練習するシートは斜線が引かれていて、その線に沿って練習します。書体をまっすぐな姿勢で斜めに書くことが難しいときは、 シートを斜め にして書いてみてください。そうすれば、楽にカッパープレート体を書くことができますよ。

② 字体を書くときはゆっくりと

カッパープレート体を書き慣れていくと、どうしてもペン先が早くなりがちです。そうすると書体が歪み、統一性がなくなることもあります。カリグラフィーはできるだけ 絵を描くように一文字ずつゆっくりと書くこと を心がけてください。

③ インクの補充はこまめに

インクはこまめに補充してください。手間だと思って多めに入れてしまうと、力を少しいれただけでインクがこぼれてしまい手や紙が汚れます。ただし少なすぎると書いている途中で字がかすれることもあるので、慣れない時は、 一文字ずつインク残量を確認 しましょう。

カリグラフィーをマスターして美しい文字を書いてみよう

カリグラフィーは日本でいう書道のようなもので、 美しい文字を書くために練習する技法 のことをいいます。イタリック体やゴシック体は、一般のお店で売っている平たいペンであれば簡単に書くこともできます。慣れてきたら、オリジナルのメッセージカードも作れるでしょう。

また近年ではモダンカリグラフィーといって、伝統的なカリグラフィーをより自由に表現するスタイルもでてきました。基本的なカリグラフィーを習得すれば表現の幅も広がり、より オリジナリティー溢れる文字 を書くことができます。ぜひカリグラフィーを練習して、素敵なメッセージカードを作ってくださいね。


sorayou

余暇プランナー

フリーランスWebライターのsorayouです。カフェや雑貨店を渡り歩き、気になったハンドメイド作品があれば自分流で日々挑戦しています。最近は、プチプラだけど高見えするハンドメイドを模索中。休みの日には、子供たちと家にある素材をひっくり返して工作しています。色々な作品に触れていく中、新しい発見があれば、ぜひみなさんと共有していきたいです!

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