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【ガーデニング】庭づくりの流れを知ろう!おしゃれな空間を演出するためのコツについて


庭をおしゃれにつくりたいと思って、いざ挑戦してみると思うようにいかないこともありますよね。どこから手をつけたら良いか、わからなくなってしまうこともあると思います。

まずは、コンセプトを決めて、つくってみたい庭のイメージをしてから作業に取り組んでみましょう。

今回は、基本的な庭づくりの流れについて詳しく解説します。ポイントを押さえておくだけで、印象深い庭に仕上げることができます。

庭づくりの流れ

庭はどのようにしたいのか、主な利用目的や機能などコンセプトを最初に決めることが大切です。コンセプトさえ明確になれば、あとはぶれずに庭をつくるだけで統一感のある庭ができます。

コンセプト・イメージを決める

意見を出し合ってコンセプトを明確にする

庭づくりの基本はまず、 どんな庭にしたいのか、どのように庭を楽しむのか具体的なイメージと目的といったコンセプトをもつことが重要 です。

庭のコンセプトは、バーベキューやガーデニングなど活動を目的としたもの、日射しをやわらげる、強風を防ぐなど環境改善を目的としたものなど、さまざまな方向から考えましょう。

イメージは、家族全員で意見を出し合い、出た意見は優先順位を付けながら整理して、コンセプトを明確にします。優先順位を付けておくことで、予算などで調整が必要なときに削除する項目が明確になります。

環境の確認・用途を決める

大まかな配置と動線を決める

コンセプトが明確になったら、庭の環境を確認しましょう。家を建てるときに使用した配置図(外構図)を用意するか、なければメジャーで測ってつくります。

まず、すでにある樹木・塀・フェンスなどの構造物を配置図に書き込みます。この図を元に残すものや改良する場所を決めます。また、 隣家との位置や日陰になる場所など日当たりや風通しに影響のあるものも調べておく のもポイント。

配置図を書いたら、大まかな配置計画や動線計画を行います。この庭の配置や用途などを区別する過程をゾーニングといいます。

ゾーニングは後々変更しやすいように各ゾーンとのつながりを確認する程度に大まかなアウトラインだけを決めましょう。

ゾーニングでは次の要素を目安に区分けし、用途、目的を書き込みます。

  • アプローチ:門から玄関までの小道
  • バックヤード:建物の裏側にあるメインの庭
  • サービスヤード:勝手口や物干しなどのある場所
  • そのほかの庭:前庭や裏庭などの小さい庭
  • 駐車場:車を置くスペース

ゾーニングが書けたら動線を書き込みます。

植栽・設備を計画する

高さのあるものから順番に配置を決める

庭の配置がおおよそ決まれば、植栽・設備の計画を立てます。

どの場所にどんな草木や照明やアーチなどの設備を入れるか、高さのあるものから考えて決めていくことがコツ です。

また、植物を選ぶときは、高木~低木、草花と高くなるものから低くなる順番で植栽を考えましょう。このとき、日当たりや風通しなど周辺の環境とあわせて考えると良いです。種類が多い場合は高木、中高木、低木など樹木ごとに分けて図面を書いた方がわかりやすくなります。

設備は植栽と同時に考えておくと良いでしょう。アーチの場所やコンセントの位置などを考えて、図面に書き加えておきます。

材料選定・施工

利用法と材料のイメージを決める

配置図が完成したら、材料を選定して施工に入ります。

使用する材料は、素材によってイメージが大きく変わることがあります。レンガや石などは種類も値段もさまざまで、利用方法によっても使用する数が変化します。利用法と材料は庭にあうイメージを図に描くことで具体的に決まってきます。

具体的な素材のイメージを決めたら予算を当てはめ、予算内で収まるように材料を選びましょう。材料が選び終わったらあとは図面を見ながら施工していきます。

レイアウトのポイント

庭のレイアウトはコンセプトにあうように植物や構造物の配置を組みあわせていきます。美しく見せる配置にはポイントがあります。

統一性とバランスのあるレイアウト

植物のレイアウトは庭のイメージを具体的にするためにいくつかパターンを覚えておくと良いでしょう。

そもそも庭のイメージには、整形式と非整形式があります。整形式は直線や円などを用いたもので、かたい印象があり、非整形式は自由曲線で構成されたやわらかな印象になります。ふつう、どちらか一方だけの庭はあまりなく、混在している庭がほとんどです。

庭は平面だけではなく空間の広がりも大切です。空間の広がりは、レンガのアプローチなど上空に空間があるオープンスペース(開放)と、木が植えられて上空に空間がないクローズドスペース(限定)があります。空間が広がれば開放感があり、空間が限定すれば落ち着きがあります。どちらも、 一方だけでなく庭のスペースにあわせてバランスを見てレイアウトしましょう。

また、庭のレイアウトはコンセプトに基づいた「統一性」が大切です。美しく見せるコツは、左右対称・非対称でバランスをとった状態の「つり合い」、同じ規則性をもたせた「反復」、形や色の似たものを用いて統一感を出す「類似」などがあります。これらの方法を用いて、全体に統一感をもたせれば、美しいレイアウトがつくれます。

木を選ぶときはバランスを考えて配置することがポイント。 自然な配置にするためには3本一組で、高さ・奥行きを不等辺三角形になるようにずらしてバランスをとります 。アーチや水瓶などの構造物や草花も同様に行いましょう。

レイアウトが決まったら、木や草花も決めます。庭のコンセプトや栽培環境、目的から常緑か落葉を決め、花や葉の形などの特徴から選びます。

まとめ

庭づくりは、まずコンセプトを決めてから、つくりたいイメージを思い浮かべることが大事です。そこにどんな素材や施工要素が必要か、どんな植物を選んだら良いか深く考えることができ、失敗もあまりありません。

植物や素材をどのように配置していくか、ポイントやコツを押さえて作業することで、ハイセンスな庭づくりができます。


柴﨑光一

余暇プランナー

建築・インテリア学科卒の元造園士・花屋のバイヤー。 東京で建築の仕事をした後、カナダのトロントで造園士を、その後カナダの最東端にあるハリファックスの大自然で植物と戯れながら、植物・庭のWebコンテンツクリエイターを開始。 建築・造園・花屋の経験に加え、趣味の植物・コケの収集、アート作りを生かして、 みなさんに植物やガーデニングの魅力をお届けします!

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