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女性らしさや体内のリズム作りに作用する“女性ホルモン”のチカラ



この頃なんだか元気が出ない、疲れやすい、以前よりも無理が効かなくなった…と感じることはありませんか?不調にはさまざまな要因が考えられますが、その一つに“ホルモンバランス”の変化があるかもしれません。今回は、ホルモンについて、そして女性ホルモンが与える女性への作用について解説します。


そもそもホルモンとは?

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ホルモンとは、体内にある細胞で作られる化学物質のことです。70種類以上あるといわれる各ホルモンは、脳や神経の指令を伝える役割を持ち、それぞれ作用する器官が決まっていて、各器官の働きをコントロールしています。
体がホルモンを分泌するのは、「恒常性」と呼ばれる全身を常に一定の状態に保つため。ホルモンは脳の視床下部、甲状腺、卵巣などの内分泌腺で生産され、必要に応じて血管を通って体の中を巡っています。
ホルモンの伝達を受けた各器官は、体温や血糖値、血液のバランスなどの状態を一定に保とうとし、ホルモンは各器官に命令を伝えた後、また血液を通って脳に戻り、各器官の状態をフィードバックします。これにより、体は必要な時に必要な量のホルモンを分泌し、恒常性を保っているのです。
つまり、ホルモンは多ければよいというものではなく、バランスよく分泌されることが必要なのです。そしてこの恒常性を保つためにはホルモンだけではなく、自律神経や免疫系システムなどの全体的なバランスも密接に関わりあっています。

女性ホルモンの作用って?

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女性ホルモンは女性特有の体つきや、生理周期を管理し、体内のリズムを司ります。
卵巣から分泌される女性ホルモンは、エストロゲン(卵巣ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があり、エストロゲンは卵巣内の卵を成長させて排卵を促したり、子宮内膜を厚くしたりする働きをします。プロゲステロンの働きは、受精卵が着床しやすいように子宮内膜の厚みを保ったり、妊娠を維持できるように体温を上げたりといったものです。
女性にとってとても大切な働きをしているホルモンですが、実は女性の一生の間に作られる女性ホルモンの量はおよそスプーン1杯程度といわれています。ごく少量に思えますがその働きは非常にパワフルで、私たちの体はこのホルモンバランスに左右されやすく、乱れるとさまざまな不調が現れます。

自律神経とホルモンの密接な関わり

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ホルモンの働きに影響を与えているのが自律神経。自律神経とは、無意識に身体機能を調節してくれている神経です。例えば夜寝ている時は無意識ですよね。その時に呼吸や心臓が止まってしまっては大変です。そうならないように、無意識下でも体の機能を動かしてくれているのが自律神経です。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経が優位の時は体を活動的にし、副交感神経が優位の時には体は休息モードにというように、季節や一日の中で常にどちらかが優位になりながら働いています。自律神経のうち、活動的に体を動かすため交感神経は背骨に近いところに分布し、副交感神経は背骨からやや遠いところに分布しています。
自律神経のコントロールセンターは、ホルモン分泌も行なっている視床下部という場所にあり、お互いに影響し合っています。そのため、ホルモンバランスが乱れると自律神経も不調をきたすことがあり、逆に自律神経の不調からホルモンバランスが乱れてしまうこともあるのです。
また女性ホルモンを分泌する卵巣は、背骨から繋がる骨盤の中に位置しているため、背骨や骨盤周辺にこわばりがあると、背骨周辺の自律神経も乱れ、女性ホルモンの分泌量に影響することがあります。
女性ホルモンが適切な分泌量になってバランスが整うと、子宮内の不調リスクが低下したり、赤ちゃんを迎えやすくなったり、更年期の症状も軽くなるなどのメリットがあるため、バランスよい状態にしておく必要があります。
ホルモンバランスの乱れを改善するには、自律神経が多く分布している背骨周りを柔軟に動かしてこわばりをほぐして緩めることと、ゆったりとした呼吸で体を休め、落ち着かせること。
次回公開する「5分でできる!女性ホルモンのバランスを整えるセルフケアヨガ」にて体のこわばりをほぐして緩め、女性ホルモンのバランスを整えるヨガポーズをご紹介します。

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