デザインを教えてくれた師匠が、とある町をFacebookで投稿していました。その町は京都の伊根。丹後半島にある、舟屋が美しいことで有名な小さな港町です。京都というと、京都市内のイメージが強いのですが、京都府は日本海にも接するかなり長細い形。地図を見直すと驚かれる方もいるのではないでしょうか。さっそく「伊根の舟屋」の美しさに魅せられて行ってまいりました!ここで見つけたオススメのお土産をご紹介します。

 

 

「伊根の舟屋」とは周囲5キロメートルの伊根湾に沿って約230軒ある舟屋のことで、1階が舟のガレージ、2階が居間となった独特な建物の事を言います。海辺ぎりぎりに建ち並んでいるので、まるで海に浮かんでいるように見えます。全国的にも珍しい江戸時代からある舟屋が立ち並ぶこの風景は、壮観でとても美しく、今でも大切に残されていて何時間でも眺めていられます。重要伝統的建造物群保存地区選定地でもあります。

 

 

 

初めて来たのにどこか懐かしく、とても美しい風景。日本海なのに波がほとんどないことに驚きました。海の水も透明度が高く、魚影を見ることができます。映画のワンシーンを観ているかのよう。

 

 

 

車庫のように1階に船を停めます。家の1階が海なんて私たちの日常では考えられません。舟屋の内側から見るとなんとも不思議な光景です。海が近い!沈んだりしないのかな、、と不安になるくらい。

 

 

あたたかい日の光と、ほんのり潮の香りがする優しい風、水の音がとても心地いい。思わず目を閉じて、猫になったかのような気分に。

 

船に乗って湾の内側から舟屋を見ることもできます。伊根湾めぐりの遊覧船は、舟屋が立ち並ぶ伊根湾を25分かけて周遊します。湾内から見る舟屋もまた風情がありとても美しいのです。日本にもこんな場所がまだ残っていたなんて、と尊い気持ちに。しかし、餌を持つと鳥たちの襲撃に合い、あまり舟屋に集中できない! スリル満点のクルージングです。地元の船頭さんが自分の船でガイドをしながら湾内を周遊してくれる海上タクシーもあります。

 

 

 

 

ウミネコが恐れることなく挑発気味に近づいてきます。目がちょっと怖い。

 

 

船が出発すると数え切れないほどの鳥の大群が餌を勢いよく食べにきます。なんとこの鳥の群れの半分はトンビ。爪が鋭いので、ある程度俊敏に避ける必要があります!

 

 

舟屋の町を歩くとかわいいマンホールに出会います。町全体で舟屋を大事にしていることがこういったところでも感じられます。

 

 

この地域では伝統的な保存食でもある、鯖をぬか漬けにした「へしこ」がお土産で人気です。女性の杜氏で有名なこの町唯一の酒屋さん、向井酒造も必見です。古代米で作られた赤い日本酒「伊根満開」はフルーティーでワインのような日本酒。私も憧れてやまない世界的に有名なデンマークのレストラン「ノーマ」が日本に期間限定で出店した時にこの日本酒が選ばれたそう!あまり他の地域では流通しておらず、東京でも買えるのはほんの一部のお店のみ。

 

 

 

創業250年の向井酒造。女性の杜氏によるフルーティーで独創的な日本酒が人気だそう。伊根の舟屋郡を背景にお土産ショット。職業柄ついついこんなことをやってみたくなります。舟屋のイラスト付きの日本酒も可愛くてお土産にぴったりです!道の駅「舟屋の里公園」からの眺めは最高。丸や四角のイケスはブリの養殖のものだそう。

 

 

 

 

初めてなのにどこか心懐かしく、落ち着く伊根。町の人との会話も楽しく、みなさんこの町を大切にされている様子。時間もゆっくり進み、優しい海の音、鳥の声、潮の香りなど、都会では感じることができないものがここにはたくさんありました。しばらく住んでみたいなぁと思ったほど。なにもかも忘れて肩の力を抜くことができる、とっておきの町です。

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記事名:「「旅するデザイナー」がおすすめする旅先でのお土産たち!【vol.03 伊根の舟屋】