ふとしたキッカケで家庭菜園を始めることにした我が家。最初はあまり乗り気ではなかった私ですが、いざスタートしてみると、4歳の娘の驚くほどの成長を実感。毎日の水やりはもちろんですが、観察記録を描き始めたり、妹への優しさが芽生えたり。家庭菜園は食育だけじゃないんですね^^
きっかけは私の失言から…
我が家の4歳と2歳の姉妹は、二人とも大のトマト好き。
朝食・夕食ともにミニトマトを必ず添えることを要求されるのですが、うっかりトマトを切らしてしまうと大変です。
二人とも「トマト食べたい!」と騒ぐうえ、長女に至っては「今すぐ買ってきて」とまで言う始末…
そこで「そんなにトマトが食べたいなら自分で育てれば!」と冗談で言ったところ、予想外に長女が食いついてしまいました^^;
「やるやる!おうちで育てるの?」と目を輝かせながら、やりたいと主張する長女を拒否するわけにもいかず…
こうして春から、我が家の家庭菜園が始まりました。
家庭菜園スタート!
家庭菜園は初めての我が家。少々ビビりながらホームセンターへ行くと、店員さんが色々と教えてくれました。
その結果、ミニトマトはベランダのプランター菜園でも大丈夫&初心者でも育てやすい!と太鼓判を押していただきました。
そして土や肥料、苗などを言われるがままに購入。
帰宅後、夫と長女がベランダでさっそく植え替えし、お水をたっぷりあげて家庭菜園開始!
「いつトマトできるの?明日はまだだよね?」とワクワクしている長女の姿を見て、最初は「面倒なことになったな」と感じていた私ですが、何だか楽しくなってきました^^
長女の観察記録始まる
毎日長女が水やりをしてくれたおかげで、ミニトマトの苗が大きく成長し、花が咲き始めました。長女は「花が咲いてる!図鑑と一緒!」と大興奮。
その花を摘み取ろうとする次女を抑え込むのが大変だったので、この日から次女はベランダ立ち入り禁止に(笑)
すると、長女はおもむろに紙と鉛筆を持ってベランダへ。
何をするのか聞くと、「トマトの花を描いてパパに見せてあげるの!」と答えた長女。
スマホで写真を撮るのではなく、自分で絵を描いて伝えるという行為に、子どものピュアな心を感じました。
そして私は、そんな長女の真剣な姿をそっとスマホで写真に撮っておきました(笑)
今でも苗に変化があると、絵を描いています。
苦手な野菜にも興味を持つキッカケに
トマトの実が青く連なってくると、「育てるの楽しい!あと桃とメロン育てようよ!」とテンションをあげる長女。
せっかくなら食育という観点から、娘たちが苦手な野菜を育ててほしいと思った私は「ナスを育ててみようよ」と提案。しかし案の定、渋る長女。
そこで「自分で育てた野菜ってすごく美味しいんだって」と言うと、「あれがどうしたらおいしくなるの?」と聞いてきました。
「育ててみれば分かるんじゃない?」と説得し、その週末にナスの苗木も購入。ちゃんと長女が水やりをしてくれて、少しずつ育っています♪
「ナスの枝って紫なんだよ」と長女が教えてくれました^^
いざ、収穫!
ついにミニトマトの実が熟し、いくつか食べ頃になったので収穫することにしました。
すると長女が、「一緒に収穫させてあげたいから」と言ってくれて、次女もベランダへ入れるように。
妹思いな長女の優しさを知り、成長を感じた嬉しい瞬間でした。
そして長女は「どれが赤いかな~」と必死に選び、真っ赤なミニトマトを収穫!そして次女はなぜか青い実を収穫(笑)
長女が、次女と私のために赤い実を収穫し直し、いざ試食!
「酸っぱ~い!けど美味しい^^」と満足そうな長女と「しゅっぱいね~^^」と笑顔の次女。
私も食べましたが、酸っぱいけどすごく美味しく感じたトマトでした。
こんなに味わって食べたトマトは初めてだね、と娘たちと話しました。
子育ても同じだ、と気付かせてくれた
長女が毎日水やりをしたり世話をしているのを見ると、「こうやって大事に育てるからこそ、美味しい野菜ができるんだな」ということを実感します。
子育ても同じで、日々向き合って大切に育てることで、子どもは元気に育ってくれるんですよね。
家庭菜園を通して、子どもの成長に気付けると共に、母親としての自分を振り返るいいキッカケにもなりました。
毎日大変だけど、これからも母親業頑張るぞ~!