まだ子どもが赤ちゃんのうちは、パパが子どものアイテムを忘れても「まだ慣れてないから仕方ないか!」なんて思ってしまいがちですよね。でも、我が家のパパが忘れ物をしたのは、忘れもしない次男の産後退院日。パパの忘れ物に帝王切開の傷の痛みも忘れて「それ忘れたらダメ〜っっ!!」と全力で突っ込んでしまいました(笑)
緊急帝王切開で生まれた次男
我が家の次男は、出産予定日を1週間超えてもなかなか生まれず家族も少しずつ心配し始めていました。
予定日を9日超過した日、パパの運転する車で病院に検診に行くと、突然次男の心拍が低下!そして、病院についてから30分後には緊急帝王切開で生まれてきたというバタバタ出産となりました。
あの日、私が手術室に入る準備をしている間、パパは駐車場で待機中だった所を突然病院から呼び出され、手術の同意書を書かされていたそうです。
後からパパに聞くと「次男は死んでもおかしくない危険な状態だった、手術も心配だった!」と、相当びっくりした様子でした(^_^;)
頼りになるパパ?
次男の出生体重は2,650gと少し小さめ。
でもとても元気に生まれてくれたので、術後の痛みがあっても、生まれたばかりの次男と過ごす入院生活はとても幸せいっぱいでした!
そして入院していた10日間、パパは一生懸命に長男の面倒をみながら働いて、毎日いろんなものを届けにきてくれたのでした。
「なんて頼りになるパパなんだろう」って、頼もしく思っていました。この時までは(笑)
そしていよいよ退院日。
前日に退院に必要な持ち物を伝えてあったので、パパが持って来てくれました。支払い手続きを終えて、あと1時間で退院という時、そろそろ赤ちゃんを退院時の洋服に着替えさせることにしました。
この日は9月30日。雨が降っていて、気温はほんの少し肌寒いくらい。暖かいおくるみも持って来てくれたかな?とバッグを開けるとそこには…。
衝撃の忘れ物
バッグに入っていたのは、めちゃくちゃうすい3歳児サイズのメッシュでノースリーブの肌着、そして、真冬に着るようなもっこもこのダウンベスト。以上。
「以上っ!?おいっ!初めてのコーディネートがこれか〜いっ!!」
と、コテコテの関西人であるパパに、都会っ子の私は、手術の傷が開くんじゃないかというくらい全力で突っ込みましたね(涙)
なんで用意してた新生児服を忘れたの?!と疑問だらけ!しかも、メッシュの肌着っていうのもサイズもツッコミどころ満載だけど、もっこもこのベストって(笑)
ほぼ裸で退院
迫り来る退院時間。
もう新生児服を取りに帰る時間もないので、小さくか細く生まれた次男の体に、3歳児用のぶかぶかのうっす〜いメッシュ肌着と、もこもこのダウンベストを着せました。
靴下もなくて、足も腕も丸出しで、胴体だけにもこもこのベストがくっついていて…。
パパはというと「ほんまにごめん!!」の繰り返し。
もちろんおくるみも何も入っていなかったので、私のカーディガンで次男を包みました。寒いという理由もあるけれど、とにかくこのコーディネートを隠したい一心で(笑)
退院手続きをするロビーには、ふわふわのおくるみの中で可愛いセレモニードレスを着て眠る赤ちゃんたち。
うちの次男は、新生児に似合わないママの薄いグレーのカーディガンで包まれていている…。
退院して私の実家に帰ると、待っていた家族もびっくり!
母は「あらあら〜!寒いから何かかけるものを〜!」と叫び、パパは気まずそう(^◇^;)
念のため、謎のコーディネートになってしまった経緯について問いただしました。
すると「家で長男の面倒を1人で見ていた10日間に、新生児の洋服がどこにあるのかも忘れたし、慌ててたから!」とのこと!
「家で1人で長男の面倒を見ていた10日間」ってワードを入れて頑張りをアピールする辺りが気になりましたが(笑)、よく頑張った!ということで許すことにしました!
良い思い出
いつもはしっかり者のパパと、抜けている私。でもこの
日、新生児がほぼ裸で退院する事態を招いた衝撃の忘れ物は、ある意味良い思い出と思って、しっかり写真に残しました。
いつか大きくなった時、見せようかと思って!
この衝撃の忘れ物は、怒りを通り越して笑ってしまうものでしたが、今では良い思い出です!