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人気ショップに聞いた、フェス向けテント選びの3つのポイント。【キャンプフェス入門 #2】



キャンプフェスデビューに最適な装備を考えるこの企画。第一回は、アイテム選びの下準備として揃えるべきアイテムをざっくりイメージしてみましたが、実際どれを買ったらいいのか?


今回は、機能的でおしゃれなギア選びについて掘り下げていきます。


キャンプといえば、まずテント。実際どれがいいの?



キャンプフェスに参加するにあたり、最も重要となるのが拠点となるテント選び。やっぱりプライベートを確保できるベース基地がないことには安心して楽しめません。でもテントって大きさはもちろん、デザインや機能性も様々。どんなモデルを選べばいいか迷いますよね。


ということで、テントが充実している大型アウトドアショップで、フェス向きのテントを教えてもらうことに。これで快適なキャンプフェスデビューに一歩近づける!? もちろんキャンプビギナーも必見です!!


10万点以上のギアが揃う「アルペンアウトドアーズ」でリサーチ。



今回のギア選びに協力してもらうのは、千葉県の柏市にある「アルペンアウトドアーズ フラッグシップストア柏店」。ここは総勢450ブランド、10万以上のアイテムが集結している世界最大級の超大型アウトドアショップ。


広大な売り場面積を誇るため、気になったテントが複数ある場合、どちらも試し張りして実際に見比べることも可能。



早速、キャンプ担当スタッフの佐々木さんに、どんなテントがキャンプフェスに向いているのか聞いてみました。佐々木さんは多くのギアに精通し、テントだけでも200張り以上を設営してきたアウトドアマスター。これはかなり頼もしい!!


「キャンプフェスに初参加する人や、これからキャンプの挑戦したい人でも、理想のイメージさえ伝えていただければベストなギアを提案いたします」。






アルペンアウトドアーズ フラッグシップストア柏店


2019年4月にオープンした、約2,300坪の広大な売り場を有した日本最大級の大型アウトドアショップ。1Fがキャンプ関連、2Fがアウトドアウエア、3Fが山用品と分かれている。千葉県柏市風早1-6-1 tel:04-7192-3671 open:10:00~21:00  https://www.alpen-group.jp/store/outdoor/kashiwa/





 


キャンプフェスを快適に過ごすための、テント選びの3つのポイント。


様々なテントに触れ、自身も年間20泊以上キャンプを楽しんでいる佐々木さんが、キャンプフェス向きのテントを選ぶときに意識しておきたい3つのポイントを伝授。これだけ抑えておけばテント選びで失敗することはなさそう。


Point 1. 狭いスペースでも設営できるコンパクトな自立式。



フェス会場のキャンプサイトはスペースに限りがあるため、当日はかなり混雑することも。そのため狭いスペースでも設営できる、なるべくコンパクトなテントを選びたい。特に、1人でも簡単に設営できる自立式モデルがベストだとか。


「自室式のテントは、最悪の場合はガイライン(ロープ)を張らなくても設営できるし、ペグの数も少なくて済みます。狭いサイトでありがちなのが、隣接するテントのエリアまで、ガイラインやペグが干渉してしまうこと。それを避けるためにも、場所を取らないコンパクトな自立式モデルをオススメしたいですね」。


Point 2. 荷物を素早く避難させられる、前室が広いモデル。



キャンプフェスはどうしても荷物がかさばってしまうため、メインルーム以外に荷物が置ける前室スペースがあるテントが使いやすい。自立式モデルでも、前室がないビバーク用の山岳テントはちょっとストイック過ぎるかも。そして色選びも重要なポイント。


「前室があると急な雨でも素早く荷物を避難させられるし、広い前室なら簡単な料理も作れます。靴のまま気軽に使える前室は、意外と便利なマルチスペースなんですよ。あるとないでは快適さも大違いです。それと、なるべく目立つカラーを選ぶと、遠くからでも自分のテントを見つけやすいですよ」。


Point 3. ソロで使うときも2人用か、3人用モデルが理想。



コンパクトさは追求したいけど快適さも重要。1人用のソロテントは確かに小さいけど、室内のスペースに余裕がないのも事実。室内で快適に過ごしたいなら、1人で使うときも2人用か3人用サイズのテントを持ち込みたい。


「コンパクト性と同じくらい、住居としての快適性も考慮するべきです。テント内で着替えたりもするし、荷物を整理することもありますよね。自分が寝るスペース以外に荷物やバッグを置くことを考えると、ソロテントではちょっと狭いと思います。最近は2人用や3人用のテントでも、軽くてコンパクトなモデルが多く出ていますよ」。


アルペンがオススメする「フェス向きテント」を厳選。


以上の点を踏まえて、佐々木さんがオススメするテントを厳選案内。ビギナーにも手を出しやすい、比較的リーズナブルな価格帯も魅力のひとつです。


軽量で誰にでも素早く設営できる高機能モデル。



NEMO「ギャラクシーストーム 2P」 ¥37400


人気のコヨーテカラーをベースにしたNEMO(ニーモ)の2人用テント。フロア面積が3.0㎡もありながら重量が約2.38kgなので、バッグに入れて持ち運ぶことも可能。左右両サイドに前室も備えている。


ULテントもリリースするニーモのエントリーモデルです。2人用だけど、1人で使うのに最適なサイズ感。なによりも凄く簡単に設営できるんですよ。全てのポールが天頂部のハブに繋がっているから迷わずに組み立てられます。人気のミリタリーカラーもスタイリッシュだと思いますよ」。


 ナチュラルなカモフラ柄と大きな前室が魅力!!



Coleman「ツーリングドームLX」 ¥23980


2019年に登場したストンプシリーズを代表するColeman(コールマン)の2〜3人用ドームテント。カモフラ柄と大きな前室が特徴的で、使い勝手だけでなく目立つルックスもフェス向き。しかもコスパも抜群。


「本格的なカモフラ柄ではなく、トーンを抑えたカジュアルな柄なので、周辺ギアも無骨なアイテムで揃えなくても違和感なく使えます。しかもインナーもカモ柄だからテント内でもナチュラルな雰囲気が味わえます(笑)。それと、これくらのサイズの前室はかなり実用的。リーズナブルな価格帯も含め、キャンプビギナー全般にオススメのモデルになります」。


コンパクトなシルエットながら3人用の広い室内が快適。



THE NORTH FACE「トーラス3」  ¥49500 


大人3人が就寝できるTHE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)のドーム型ダブルウォールテント。それでも収納サイズは58cm×21cmなので1人でも持ち運び可能。入口が左右に2つあり、インナーがフルメッシュ構造になっているため通気性も抜群。


「一見するとコンパクトだけど、室内は1人はもちろん2人でも快適に過ごせる広さになっています。ザ・ノース・フェイスらしいヴィヴィッドなカラーリングもフェス向きだし、メッシュインナーだから夏でも快適。絶妙なサイズ感も含め、かなり汎用性が高いモデルだと思います」。


 


【次は、寝床周りのギアをセレクト!!】


 



 


翌日に備えてぐっすり眠るための、寝床ギア選びも慎重に。



キャンプフェスで使うテントが決まったら、次はその中で使う、寝床ギア選び。1日中歩き回ってライブや買い物、ワークショップを満喫したら夜はクタクタ。次の日に備えるために、しっかり熟睡しておきたい。


そのために必要なのが機能的なシュラフ(寝袋)と、その下に敷くマット。選ぶモデルによって翌日の疲労感の度合いが大幅に変わるため、実はどちらもかなり重要なギアなんです。


 


初シュラフは、3シーズン対応モデルがべスト。



シュラフを選ぶときに最初にチェックしたいのは「快適使用温度」。それにより使えるシーズンが変わってきます。加えて中綿の素材も重要。保温性が高くて軽量なダウンと、丸洗いもできる化繊があります。それを踏まえて、最初に選ぶべきシュラフ、そしてキャンプフェスに適したモデルとは?


「テント泊はキャンプ慣れしていないと寒く感じます。なので快適使用温度は、外気温マイナス5度くらいのモデルを目安にしてください。つまり外気温が10℃なら快適使用温度が5℃のモデルくらいで丁度いいです。


中綿の素材は、最初は化繊がいいと思います。ダウンより断然リーズナブルだし、万が一濡れても保温性が落ちにくいため安心。そういう意味では、3シーズンに対応する快適温度が3℃くらいの化繊モデルがベストだと思います」。


コスパ抜群のスナグパックのシュラフに注目!!



Snugpak「ノーチラス スクエア」 ¥7150


そこで佐々木さんがオススメする、キャンプフェスビギナー向きのシュラフがこちら。イギリス発のブランドで、英国軍への納入実績もあるため質実剛健。快適使用温度は3℃の化繊モデルとなっている。



「オススメの最大の理由はコスパです。軍隊も採用するスペックを誇りながら1万円以下で購入できるのは、かなり魅力的だと思います。それとハイブリッドなシルエットもポイント。首回りは保温性が高いマミー型、ボディは圧迫感がない封筒型になっているから快適ですよ」。


 


マット選びで睡眠の質が変わる!?



寝具選びにおいて、実はシュラフよりも機能性にこだわりたいのがマット。佐々木さん曰く「マットはシュラフと違って季節に関係なく使えるし、最も睡眠の質を左右するギアなんです」とのこと。マットの種類は大きく2つあり、折り畳み式のクローズドセルタイプと、空気を入れて膨らませるインフレータブルタイプに分類できます。


「軽さを重視するならクローズドセルタイプだけど、クッション性には限界があります。快適に眠りたいなら5cmくらいの厚みがあるモデルが理想。でもフェスは荷物が多いから、なるべくコンパクトなモデルを選びたいですよね。


そこで寝心地を重視しつつコンパクトになるモデルってなると、やはりインフレータブルのマットがベストでしょう。でも無名ブランドの安価なモデルを買うと、空気が抜けてしまうことがあるから注意が必要です」。


ローベンスのウレタン入りマットが快適!!



ROBENS「キャンプグランド38マミー」 ¥5610


数あるマットの中で佐々木さんがイチオシするのが、デンマークのブランド、ローベンスのインフレータブルマット。長さは183cmあるため身長が高い人でも安心。しかもパッキングサイズが26cm×14cmとかなりコンパクトに。920gという軽さも魅力のひとつ。



「このマットは厚みが3.8cmだけど、中にウレタンが入っているからクッション性が抜群なんです。しかも自動吸気機能も付いているから簡単に膨らませられます。そしてこちらもかなりリーズナブル。そのあたりもビギナー向けですね」。


 


全力で楽しみたいなら、テントと寝具にこだわるべし!


ということで、今回は「アルペンアウトドアーズ」で、キャンプフェスに最適な機能的でおしゃれなテントと寝具について教えてもらいました。やはりリラックスできる住居環境と快適な寝具は、フェスを全力を楽しむためには欠かせない要素ですね。


次回は、ベース基地となるキャンプサイトやフェス会場であると便利な「キャンプギア三種の神器」を紹介します。もちろんどれも即戦力になるものばかり!!


Photo/Takuma Utoo


 


春のキャンプフェスといえば『GO OUT JAMBOREE 2020』。



2020年4月10日 (金) 〜12日 (日) に富士山の麓のキャンプ場、ふもとっぱらで開催予定のGO OUT JAMBOREE。9回目となる今回は、ステージ、キャンプエリア、ショッピングと様々にパワーアップ予定で「音楽」「体験」「食」「買い物」がより一層楽しめるように!


あのRHYMESTERやMIGHTY CROWNをはじめ、4ステージに30組ものアーティストが登場予定と、例年に増してコンテンツが充実! また、キャンパー同士の交流も盛んなので、キャンプフェスデビューにはうってつけ!


GO OUT JAMBOREE 2020

日程:2020年4月10日 (金) 15:00〜、11日 (土) 8:30 〜 12日 (日) 18:00(イベント終了 16:00)

会場:ふもとっぱら(静岡県富士宮市麓156)、富士オートキャンプ場ふもと村(静岡県富士宮市麓174-1)

イベント公式サイト:https://web.goout.jp/tag/go-out-jamboree2020/


チケットはこちらから!


 


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