バランスボールは座っているだけで体幹が鍛えられる便利なエクササイズツール。とはいえ、会社のデスクの椅子をバランスボールに切り替えるのはなかなか勇気がいるものです。じつは、バランスボールで体幹を鍛えるなら30分座るだけで十分。あとはいつもの椅子で仕事をしていればよいのです。
バランスボールで体幹の筋肉が総動員
デスクワークが中心だと長時間でも疲れない高機能チェアが欲しくなるもの。しかし、高機能チェアに自分の体を預けてしまうことで、正しい姿勢を維持するための体幹の筋肉をあまり使わなくなってしまいます。
ただでさえ筋肉を使わないデスクワークですから、少しでも姿勢を維持することを意識して、体幹の筋肉を使う機会を増やすのが正しい選択です。そんなときに活用したいのがバランスボールです。
空気がほどよくつまったバランスボールは、座ると体がグラグラして不安定な状態。ここで体が安定を保って動かないようにするために、腹筋や背筋などの体幹の筋肉が総動員されるのです。
バランスボールの揺れが体感を鍛える
すなわち、バランスボールを使えばデスクワークしながら体幹の筋トレができるということ。さらには、不安定な体を支えようと筋肉が動くと、小脳の働きが活発化。なんと脳トレにもなるのです。
とはいえ、バランスボールをオフィスの椅子代わりに置き換える必要はありません。オフィスで朝イチのメールチェックの時間など、30分ほど座るようにします。これだけで体幹が十分に鍛えられるのです。
実際にバランスボールに座って仕事をしてみると、10分も座ればお腹や背中に軽い疲労感を覚えるはず。腹筋や背筋といった体幹の筋肉が使われているのを実感できます。バランスボールの微妙な揺れを体が勝手に安定させようと、仕事に集中しているあいだに知らず知らずのうちに体幹を鍛えているのです。
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