2005年にアメリカの研究者チームの発表によると、睡眠が5時間以下と短時間の人は糖尿病のリスクが2倍になることがわかりました。また、短時間睡眠は肥満にも深く関係していることがわかっています。短時間睡眠によって糖尿病や肥満になるメカニズムを見ていきましょう。

短時間睡眠によって肥満になるメカニズムとは?

短時間睡眠は糖尿病や肥満に関係

糖尿病などの生活習慣病に大きく関わってくるのがホルモンバランスです。体内に分泌されているさまざまなホルモンは、体調や精神状態を左右する大切なもの。睡眠には、このホルモンバランスを調整する役割もあるのです。

動物でも人でも睡眠制限をかけると、たいていはインスリンの分泌が悪くなって血糖値が高くなります。不眠症の患者に糖尿病が多いという報告もあるほどです。このように、短時間睡眠は生活習慣病のなかでも糖尿病や肥満に深く関係しています。

実際、カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究によると、短時間睡眠の女性は肥満度が高かったという結果も出ているほど。それでは、短時間睡眠になるとなぜ太るのでしょうか?

短時間睡眠になるとレプチンが減少

通常時、食べすぎるとそれを抑制するホルモンであるレプチンが分泌されます。これが食べすぎを抑える仕組みです。しかし、短時間睡眠になるとレプチンの分泌が減少。食べすぎてしまうことになります。

また、食欲を増進させるホルモンに胃から出るグレリンが存在。このグレリンは短時間睡眠になると増大してしまうのです。これも短時間睡眠で肥満になりやすくなる原因の1つになります。

そもそも睡眠時間はどれくらいが適当なのでしょう? これは何時間の睡眠をとれは健康で長生きできるかの研究報告を見ればわかります。アメリカのデータからは、7~7時間半ほどが最適といわれているのです。

実際、カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究によると、睡眠時間が7時間より短時間だと、6年後の死亡率が1.3倍高いという結果が出ています。

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情報提供元:インナーマッスル
記事名:「短時間睡眠によって肥満になるメカニズムとは?