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「男が勘違いしても当然かも…」ソコまでついて行って「そういうつもりは一切ない」は通用するのか?




ネット版の『東京カレンダー』が、『男を勘違いさせてしまった、女の言動。高級鮨屋で起きた、男女の惨劇とは』なるタイトルの、わりと長めな記事を配信していた。



 



村上静香さん(仮名)という26歳の女性フードコーディネーター(都内在住)の、とある経験談を基としたルポルタージュコラムで、「わりと長め」ゆえ詳細は↑の下線部をクリックして読んでいただきたいのだが、かいつまめば



 




食事会で某広告代理店に勤める36歳独身男性と知り合った→静香さんの好みではまったくなかったが、仕事上では押さえておきたい相手だったので、自分の仕事を精一杯アピール→後日、その男性から対マンの食事に誘われた(なかなか予約が取れない神楽坂の高級料亭)→男女の会話は極力避けるようにしたが、別れ際に社交辞令と、仕事を振ってもらえれば…という少々の下心も込めて「良かったら、また誘ってくださいね」と言ってしまった→また後日、今度はその男性から金沢の高級鮨屋に誘われた→「金沢はちょっと…」とやんわり断ったが、「もうすぐ某大手食品メーカーの新商品プロモーションが始まる」とのエサに釣られて(?)、静香さんは“日帰り”を強調しつつ、誘いに応じる→金沢の高級鮨屋にて、いい感じにお酒が入ったころ「ねぇ静香ちゃん。今夜俺に抱かれてもいいって、何パーセントぐらい思ってる?」と、その男性からの猛攻が始まる→さすがにイラッとした静香さんは「0%です。最初からそういうつもりは一切ないので」と切り返す→その男性は怒りのあまり肩を小刻みに震わせた




 



……みたいな流れであったらしい。そして、静香さんは東京カレンダーのインタビュアーに向かって、「だって私のほうは勘違いさせるような言動なんてしていないですから。そうですよね? 私は悪くないですよね?」と同意を求めてきたという。その“同意”に対し、東カレは、



 




 



女は、仕事でメリットを得るために必要最低限の好意を見せただけ。しかし男のほうはというと、垣間見えた好意を最大限ポジティブに捉えてしまった。



しかし現実、仕事などの利害関係がある場合、女が男に見せる好意は99%打算である。



世の男性は、その点をもう少し肝に銘じておいたほうがいいかもしれない。




 



……との“警鐘”で原稿を〆ているのだけれど、さて! 賢明なるcitrus読者の皆さまは、ここまでを読んでどうお感じになったことだろう?



 



たしかに、「某大手食品メーカーの新商品プロモーション」をチラつかせる姑息さや、30代半ばにして「今夜俺に抱かれてもいいって、何パーセントぐらい思ってる?」なんて真綿で首を絞めるような、まるで私らおじさん世代のお株を奪ったかのごとくの口説き文句は、率直に申してしまうと気持ち悪い。でも、いくら“日帰り”を強調したところで……やっぱ、北陸新幹線に約3時間も乗って金沢くんだりまで行っちゃった日にゃあ、男が勘違いの一つや二つしてしまうのも無理はないのではなかろうか。あまりに男側が気の毒だと、ついつい同情してしまう私はダメですか?



 



この静香さんは、大なり小なりの下心を抱いているかぎり、いわばキャバ嬢や銀座のホステスと同じ手法の“営業”を実践しているわけである。ならば、そのプロセスで自身に降りかかってくるリスクへの対処法も前もって準備しておくべきだと私は考える。遠出は絶対に避けて、ヤラせないままのらりくらりと「猛攻」をかわすのもいい。観念して金沢でイッパツだけ身体を許して、二度目をヤラせず相手の射幸心を煽りながら良好な(ビジネス上の)関係を引っ張るのもいい。なんとなく金沢までついていって肉体関係を拒んだ挙げ句、一人のお得意先候補を失ってしまった……と逆ギレするのは無戦略、行き当たりばったりにもほどがある。



 



以上、私の辛辣な物言いは一見「セクハラ」と捉えられかねない暴言にも聞こえるのかもしれないが、コレ……男女が逆転した場合でも十分に起こりうるケースですから。いくら#Me Tooなご時世とは言え、「現実、仕事などの利害関係がある場合、女が男に見せる好意は99%打算である。世の男性は、その点をもう少し肝に銘じておいたほうがいいかもしれない」と、そこまでフェミニズムの視点に立たんでも……ねえ? 早い話が「自分でまいた種は自分でどうにかしろ」ってことなのだ。


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