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激増する子どもの骨折… 不足しているのはカルシウムじゃない「アノ」栄養素!?




■休み時間に転んで手をついて…まさかの骨折!?



 



「休み時間、ブランコの着地に失敗して足首を骨折」



「友達と追いかけっこして、転んだ時に手首を骨折」……。



 



最近、子どもがちょっとしたことで骨折する話を良く聞きます。



 



独立行政法人日本スポーツ振興センター「学校の管理下の災害—基本統計」によると、子どもの骨折発生率は、20年前と比較すると1.4倍になっています。



 



子どもの骨折の増加。この背景のひとつとして考えられるのは、「外遊びの減少」。ひと昔前は当たり前だった「放課後の外遊び」が、オンラインゲームなど室内遊びの流行、塾をはじめとする習い事の増加などにより、明らかに減少しています。骨密度を高めるためには適度な運動が必要ですが、これが不足し、骨が弱くなってきているのではないでしょうか。



 



もうひとつの背景は、「食生活」の変化に伴うもの。朝食抜き、おやつの食べ過ぎ、ジュースや炭酸系飲料の取りすぎなどは、栄養バランスの偏りにつながり、骨を作るのに必要なカルシウム不足をもたらします。



 



 



■強い骨を作る3つのポイント



 



子どもの骨折のリスクを少しでも減らすには、どうしたらよいのでしょうか。



 



筆者が以前取材した、「大学発!骨と情報の専門家集団Team BONE(チームボーン)」のメンバー・順天堂大学医学部付属練馬病院整形外科の准教授の坂本優子先生によれば、強い骨を作るポイントは以下の3つです。



 



1 カルシウムに加え「ビタミンD」を積極的にとる



骨を作るのに必要な栄養素は、乳製品などに含まれるカルシウムが良く知られていますが、サケ、サンマ、イワシ、卵の黄身などに多く含まれるビタミンDも、骨の健康に必要です。



 



2 適度に紫外線を浴びる



紫外線には、ビタミンDを生成する働きがあります。



 



3 「なわとび」や「ジャンプ」など“振動”運動を



骨を強くするには、振動を感じる運動が効果的。なわとびやジャンプを日々の遊びに取り入れましょう。歩く時は、ふみしめながら元気よく。



 



子育ては、待ったなし。育児に加え、仕事、家事……と、めまぐるしい日々ですが、



 




  • これまでより意識して、魚料理を献立に入れるようにする

  • 牛乳、ヨーグルト、チーズのうちのどれかを毎日食べさせるようにする



 



など、ちょっとした心がけで、「強い骨を作る食生活」に改善できそうですよね。



 



また、猛暑続きの昨今、夏はどうしても、家にこもりがちになってしまいがち。しかし、紫外線を避けるあまり、ビタミンDが不足して骨がもろくなっている人も増えているそうです。「夏の時期は、朝や夕方など涼しい時間に散歩する」など、お出かけの時間帯に注意し、必要に応じて日焼け止めを使いましょう。



 



普段、あまり意識することのない子どもの骨。これを機会に、日頃の食事やライフサイクルを家族で見直し、「強い骨づくり」について考えてみましょう。


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