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えっ、ギネスにも登録されている?「かつお節」は熱々だとどうして“踊る”のか…




■かつお節はギネスに登録されている!?



 



かつお節の原料となっているカツオは、古くから食用として用いられてきた魚。8世紀頃には、干しカツオや煮カツオを、税金として上納していたという記録も残っているそうです。



 



そんなカツオという言葉の語源は、干しカツオのことを「堅魚(かたうお)」と呼んでいたのが徐々に訛って、カツオと呼ばれるようになったと考えられています。



 



そもそもカツオは干しただけで硬くなるようですが、現在のような、カチカチのかつお節の工法が考案されたのは、江戸時代とされています。釜で煮たカツオを、燻したりカビを付けたりすることによって乾燥を進め、内部の水分を15%にまで下げているそうです。



 



かつお節完成までにかかる時間は、おおよそ半年とのこと。このような大変な手間をかけることによって、非常に堅い状態の、ギュッとうまみと香りが凝縮したかつお節ができるのです。



 



ちなみにかつお節は、「最も硬い食材」として、ギネスブックに登録されているそうですよ。



 



 



■かつお節は熱々だとどうして踊る?



 



それほど硬いかつお節を削ったものは、出汁を取るという用途だけではなく、さまざまな料理のトッピングにも使われています。熱々のお好み焼きやたこ焼きに乗せて、ユラユラと揺れながら動く姿は、誰もが見たことがあるでしょう。



 



では、かつお節はなぜ食べ物の上で踊るように動くのか、ご存じでしょうか。冷たい食べ物の上では動かないので、温かい食べ物の湯気の影響だろうと思われるかもしれませんが、実はかなり奥が深い“現象”なんです。



 



かつお節が動くのは、湯気の水分を吸収したり、発散したりしているから。湯気の上昇気流によって、立ち上がったような形になったかつお節は、湯気の熱と水分によって伸びます。しかし、かつお節は複雑な形状を持っているため、熱だけが加わり吸収された水分が発散されて出ていくという現象も発生しているのだとか。



 



つまりかつお節は、湯気を入れたり出したりしながら、踊るように伸び縮みを繰り返しているのですね。踊りには水分を出すことも重要なので、お好み焼きや焼きそばが最適。うどんなどの汁物では、汁を吸ってしまうため、踊りが長続きしないそうですよ。


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