出典:LEONウェブサイト

毎度のようにネットニュースパトロール(=NNP)していたら、『モテる男には、学歴もルックスもお金も関係ない!』なるタイトルの記事を発見した。

 

放送作家兼広報戦略コンサルタントの肩書きを持つ野呂エイシロウさんというヒトのインタビューから構成されたもので、

 

野呂さんは東大を出ているわけでも、福山雅治のようなビジュアルでも、ビル・ゲイツのようなお金持ちでもありません。ついでに言えばちょっとぽっちゃり体型です(失礼)。

 

……とのこと。そんな野呂さんが長きにわたり研究したという、その“モテ術”の10カ条とは、以下のようなものであった。

 

【1】老若男女を問わず誰とでも仲良くする

 

【2】ありとあらゆる分野の本を読む

 

【3】予約が取りにくい人気レストランを、予定が決まっていなくても予約する(=予約してから同伴する相手を探す)

 

【4】相手に楽しんでもらえることを自分の喜びにする

 

【5】使っちゃうから稼がなきゃ、と思え

 

【6】欲を張ると失敗する

 

【7】女性が嫌がることは全部やめる

 

【8】 高価なものばかりを身につけない

 

【9】プライベートをいちいち細かく質問しない

 

【10】パートナーとは休日必ずデートする

 

どれも「そりゃあ、そうしたほうがモテるだろうな…」と納得できる、逆に言えば、さして目新しさもない、真っ当な“モテ術”のオンパレードだが、今回私はこの記事を配信していたのが、あの『LEON』だという点に注目したい。LEONもとうとう編集方針の転換を余儀なくされたのか、と。なんせ、いかにもLEON読者が好きそうな「学歴」「ルックス」「お金」といった要素を、全世界にむけて堂々と全否定しているのだから。(※基本、成金テイストの強い誌面づくりだったので、「学歴」は前から否定していたような気もするが…?)

 

【3】【5】【8】あたりには、まだ“従来”のバブリーな香りを感じ取れなくもない(とくに【3】!)。だが、【1】【4】【7】【9】【10】なんかは、「女性に対する無償の愛」を説く、まるで仙人みたいな悟りへと到達した男を“理想像”として提唱している。かつては、なかなかヤマっ気が抜けきらずに迷走する中高年の男子ゴコロの拠り所であった「ちょい不良(ワル)おやじ」とは、まさに正反対のコンセプトである。だって、

 

「老若男女を問わず誰とでも仲良くできて、相手に楽しんでもらえることを自分の喜びとし、女性が嫌がることを一切やらず、プライベートもいちいち細かく詮索しない、休日は必ずパートナーとデートする男」

 

……って、ムチャクチャいいおじさんじゃないですか! もちろんセックスできなくても全然へっちゃら。「チョイ」だけまぶす「不良(ワル)」のテイストはどこいった!?

 

若い世代を中心に、経済的な豊かさよりも精神的な豊かさを求める風潮が主流となりつつある昨今──ある意味、トレンドを読み切ったクレバーな「路線変更」と言えるのかもしれない。もしかすると、「たまたま世に出してしまった」だけのイレギュラー記事でしかないのかもしれない。が、私個人としては、LEON様には廃刊になるまで、独りよがりなドン・キホーテスタイルを貫き、壮大なる時代錯誤をぜひ全うしてほしい。そして、ゴメスの“天敵”として、もっと雄々しい突っ込みどころをこれからもどんどん発信してもらいたい。弱ったLEONなんて、見たくない!

情報提供元:citrus
記事名:「あの「LEON」が“いいおじさん”に方向転換!?