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子ども時代より1年が早く感じるのは、気のせいではなかった




■淡白な日々の連続じゃ、あっという間に感じたって仕方ない……?



 



筆者は小・中学生の頃、大好きなアーティストのCDの発売日が待ち遠しくて仕方ありませんでした。あと何回学校に行けば、自分の部屋であの曲が聴けるんだろう……と、カレンダーを眺めながら指折り数えていたものです。



 



それが、大人になった今では「あれ? まだまだ先だと思ってたけど、そういえばもう今日がCDの発売日じゃん」……なんて、時間の流れが昔よりもずいぶんと早く感じるようになりました。



 



この例だとちょっぴり得したような気分にもなりますけど、一方では毎年、自分の誕生日が来るたびに「去年の誕生日からもう1年経ったの!? マジで!?」と焦ることもあります(笑)。



 



あと、これはかなりピンポイントな例えですが、正月恒例番組の『芸能人格付けチェック』(テレビ朝日系)でGACKTさんが連勝記録を伸ばし続けているのを見ても、前年の放送内容がまるで昨日のことのように思えたり……。



 



こんなふうに、年齢を重ねるに伴って時間感覚に変化が生じてくることを、フランスの哲学者であるポール・ジャネの名前にちなんで“ジャネーの法則”と呼ぶらしいですよ。



 



例えば、5歳の子どもにおける1年は人生全体の20%(=1/5)もの割合を占めますが、50歳の大人が1年を過ごしても、それは今まで生きてきた月日の2%(=1/50)でしかありません。



 



10倍の違いがあるということは、5歳の子どもにとっての1日は、割合的には50歳の大人にとっての10日に相当します。つまり50歳の大人は、5歳の子どもに比べて、時間が経つスピードを10倍早く感じてしまう……!? おっ、恐ろしい!!



 



もっとも、見るもの・すること全てが新鮮だった子どもの頃より、大人のほうが刺激に乏しい毎日を送っているという理由だってあるのでしょう。



 



会社やアルバイト先でルーチンワークをこなしてばかりでは、日々の出来事も印象に残りにくいですし、それが時間の体感速度に影響するというのは合点がいく話です。この法則に逆らうべく、ときには何か新しいことに挑戦してみるなど、少しでも密度の濃い人生にしていきたいものですね……!



 



ちなみにジャネーの法則は、かつて人気雑学番組『トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』(フジテレビ系)でも取り上げられたことがあり、“100へぇ”満点中の73へぇという結果でした。



 



 



【関連書籍】誰にも覚えがあるヘンな感覚の正体(KAWADE夢文庫)



 




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