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「フルーチェ」のルーツは「ククレカレー」だった? ロングセラー商品に隠された意外なヒミツ


出典:ハウス食品HP


■そもそも「フルーチェ」ってどういう意味?



 



「親子や、子ども一人で安心して作って楽しめるデザートを」という思いから、開発されたというデザート「フルーチェ」。この商品名を聞いたことのない人は、ほとんどいないと思いますが、では、その由来をご存じでしょうか。



 



実はこれ、“フルーツ”と“ドルチェ”を組み合わせて作られた合成語。ちなみに“ドルチェ”とは、イタリア語で「甘い」などの意味を持ち、お菓子やデザート類を表す言葉です。



 



 



■どうして「フルーチェ」は固まるの?



 



「フルーチェ」は、袋の中身をボウルに入れて、そこに牛乳を加え、スプーンで混ぜている内に、プルプルとした触感になるのが特徴ですよね。固まった「フルーチェ」を、冷蔵庫で冷やせば、美味しいデザートが簡単に出来上がります。



 



なぜ、混ぜるだけで固まるのでしょうか。それは、フルーチェに入っている食物繊維の一部・ペクチンと、牛乳の中にあるカルシウムが反応するから。なので、カルシウムを含まない牛乳以外の液体を混ぜても、あのとろっとした状態にはならないそうです。



 



この不思議な仕組みについて、夏休みの自由研究として調べる子どもは多いようで、ハウス食品は数多くの問い合わせを受けていたのだとか。なので、現在では商品パッケージの裏面に、「フルーチェ」が固まる秘密を詳しく記載するようにしたそうです。



 



 



■「フルーチェ」のルーツがカレーってどういうこと?



 



さて、タイトルにある“カレーがルーツ”というのはどういうことなのでしょうか。ヒントは、ハウス食品の商品ラインナップにあります。



 



「フルーチェ」が販売され始めた1976年当時、レトルトの商品自体が少なく、目新しい印象を与えたとのこと。ですがハウス食品は、それよりも前に「ククレカレー」というレトルト商品を出していました。



 



保存のきく食料品の主流が缶詰だった時代としては、かなり斬新な“レトルト”という形態を用いて「ククレカレー」は作られました。その後に、レトルト殺菌ほどの高温ではないものの、保存料なしで長期保存できる殺菌技術を使い、レトルト商品として開発されたのが「フルーチェ」。なので「ククレカレー」が、「フルーチェ」の祖先といっても過言ではないのです。


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