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「スナックに通い詰めてるアタシってカッコイイ」──勘違いした若者がやりがちなNG行動




東洋経済ONLINEが、『スナックママは見た! モテない女子の共通点』なるタイトルの、とくに“旬”の真っ最中ってわけではない、でも有象無象の恋愛指南系サイトよりはよっぽど為になる記事を配信していた。



 



東洋経済曰く、いまや「恋愛さまよい女子の駆け込み寺」的なスポットともなるつつある……そうなスナックで、アラフォーの常連女性客が「ママー! 私、彼氏ができないの…」と漏らした一言に、ママは「一体なにが問題なのかしら?」と首をかしげたらしい。その彼女は見た目も美人で仕事もバリバリとこなす、素敵なキャリアウーマンだったからだ。



 



ところが、ある日。ママはその問題点を店内で目の当たりに……。彼女が同世代の男性グループと飲んでいたとき、相手男性の仕事の姿勢や働き方に対する激しい口論が始まり、自分の主張ばかりを繰り返す──さすがに男性側があきれた表情になると、彼女は「どうだ! 論破してやったぞ」と言わんばかりのドヤ顔で意気揚々としていた……という。そこでママは、こう警鐘を鳴らす。



 




「彼女に限らず、最近はオンとオフのスイッチを切り替えられない女性が多いわね。会社の中で男性と対等に意見を交わすことは大事だけど、スナックに来たときぐらい、もっとリラックスしたほうがいいわ」




 



ここ数年、スナックや横丁系の、いわゆる“うらぶれた雰囲気の昭和的スポット”が再フィーチャーされ、若者のあいだでも人気を集めている。理由は、おおよそが「気取らなくてもいい」「肩の力を抜ける」、イコール「自分の素が出せる」あたりなのではなかろうか。



 



しかし、「アンチトレンドを装ったミニトレンド」といった、いささかややこしいパラドックス状態にあるせいか、この手のスポットに訪れる、おもに若い世代を中心とする“訪れ慣れていないヒトたち”は、(男女問わず)よりいっそう肩に力が入ってしまっている、あえての表現をするならば「スナックに通い詰めてリラックスしているアタシ(オレ)ってカッコイイ」を頑張って演じているような気がしなくもない。したがって、前出のママが指摘するとおり「オンとオフのスイッチが切り替えられていない」わけである。



 



やはり、スナックに似合うのは、徹底した“ダウナー”な空気なのだ。“アッパー”な空気、つまり前向きな議論なんかをスナックに持ち込んではいけない。会社や異性・夫婦関係の愚痴を酔いにまかせて延々とママなりホステスさんなり、たまたまとなりに居合わせたおっさんなりにクドクドとリフレインする、とにかく後ろ向きなマインド、“発展性の無さ”こそが重要なのだ。



 



もし、あなたがスナックに本気で癒しを求め、心底からその一種の厭世感を堪能し尽くしたいのならば、以下に挙げる“最低条件”だけは厳守してほしい。



 



・  目つきはトロンと(パキパキは絶対に×)



 



・  ママや他の客の前でかならずカラオケを一曲は歌う



 



・  お酒の銘柄までを指定しない



 



逆に言えば、これらの立ち振る舞いができない程度の酔い加減で挑んだところで、結局は針のムシロ──一見客でしかないあなたにとって、スナックは場違いなスポットでしかないのである。


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