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嵐の「あと2年」を“引退ビジネス”だとかいう人々へ




先日もここcitrusで書いたばかりだが、人気アイドルグループの嵐が1月27日──(おそらく)偶然にも、前日届いた「大坂なおみの全豪オープン優勝&アジア人初の世界ランキング1位」といった歴史的ニュースを吹っ飛ばす最悪のタイミングで、突如「活動休止」を発表。その旨をメンバーみずからが伝える記者会見での「(活動休止は)無責任じゃないかという指摘もあると思う」という某記者による質問に対し、



 



「2年近くの期間をかけて感謝の思いを伝えていく期間を設定した。これが我々の誠意です。たくさんのパフォーマンスを見てもらい、それが果たして無責任かどうかを判断していただければ」



 



……と、櫻井翔(37)が返答した。そして、この活動休止までの「2年間」なる、なかなかに長い期間設定を「引退ビジネス」と訝しがる声が、世論上で少なからずあがっている。



 



お金を荒稼ぎするため引退(※嵐の場合は「活動休止」)するのではなく、引退(活動休止)するなら、せめて残りの活動期間中に稼げるだけ稼いでおこう……とのやむをえぬ事情が先に来る“順番”なので、これを「引退ビジネス」と呼ぶのは多少の違和感を感じなくもないのだけれど、ここはまあ、そんな穿った見方をしなくてもいいのでは……? 「今後、引退ビジネスって流行るんですかね?」なんて疑問の言もどっかで耳にしたが、たぶん流行らないと思いますよー。落ち目の兆候もない“銭のなる木”を抱える事務所側としては、引退(や、いつ復帰するのかが読めない活動休止)されるより、1年でも長く安定的に稼いでもらいたいに決まってますから。



 



嵐クラスの“超大物”だと、2年先くらいまではスケジュールもびっちり埋まってるんじゃないですか? いきなりサヨナラされちゃった日にゃあ、コンサート会場のキャンセル料金やら、出演予定のドラマだとか映画だとかCMがお蔵入りすることによって派生する違約金やら……その損害金の総額はハンパない桁になるだろう。となれば「2年間」という猶予期間設定は、それなりに妥当なものかと考えられる。AKB48グループの下っ端クラスが卒業宣言をして、1ヶ月後に辞めちゃうのとは、わけが違うのだ。



 



ただ、かつての安室奈美恵による「1年後の引退宣言」と同様、発表から実際に辞めるまでの期間が“年単位”になることには、次のようなデメリットも推測される。



 



時間が経つごとに私をはじめとする、嵐にも安室奈美恵にもさして思い入れのない層が「あれ? このヒト(たち)もう引退(活動休止)したんだっけ?」と熱量を下げてしまうのである。だってボク、アムロが現時点で引退しているのかしていないのか、すでにわかんないですもん(ネットで調べる気にもなれない)。もっともアーティストサイドだって、こうした私(ら)みたいな浮遊層は端っから相手にしていない、とっくにビジネスターゲットから除外しているんだろうけど……。



 



さて。外野の人間が、それこそ「無責任」に、誰にも影響を与えない戯れ言をアレコレつぶやいてきた非礼はご愛敬として(←自分で言うなw)、一つだけ「嵐のあと2年」に、私は嫌な予感を抱いている。もしかしたら、この勢いに乗っかって、なし崩し的に来年開催される東京五輪の公式ソングとかを狙ってるんじゃないか? 古い考え方であるのは承知で言わせてもらうが、ソレだけは歌って踊れて役者もバラエティーもニュースキャスターもこなせるマルチな才能を寄せ集めた、私(ら)レベルでは声だけでV6やらジャンプやキンプリやらとの判別ができない小器用なグループより、やはり「ちゃんと歌を専業としているアーティスト」にやってもらいたい。EXILEはもっと嫌だけど。


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