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イケメンなのにモテない男は「ファッションをあきらめる」に限る!?




「女子力向上をめざす応援サイト」を標榜するネットメディア『Googirl(グーガール)』が、『イケメンなのになぜか彼女がいない男子の特徴あるある7つ』なるタイトルのコラムを配信していた。



 



1.    口がくさい



2.    女の子に興味がない



3.    マザコン



4.    鼻毛が出ている



5.    私服がありえないくらいダサい



6.    時間やお金にルーズ



7.    酒癖が悪い



 



……と、例によって(笑)さしたるサプライズもない、「今さら書くことか?」的な、「あるある」にも程がある“問題提起”がズラリ羅列されているなか一つだけ、私の琴線にちょこっとだけ引っかかる指摘が埋もれていた。「私服がありえないくらいダサい」といったくだりである。



 



文中には、



 




スーツを着ている姿はもうドラマに登場する俳優なみにかっこいいのに、私服姿が驚くべきダサさを誇っている(※←別に「誇って」はいない)男子。一緒に歩くのが恥ずかしいほど謎のファッションに身を包んでいると、イケメンとはいえ厳しいなと感じてしまう女子も多いのでは? まあファッションに興味がない男子は、身なりにお金を使わないのでしっかり貯蓄している可能性も高いですが……。




 



……と、書いてある。私のような「公私にわたってスーツ着用を義務づけされていない職業に就く人間」にとっては、あまり実感ができない“現象”だ。



 



「スーツ着用を義務付けられていない」がゆえ、そんな私がたまーにスーツを着たら……それがどんなに大人しめのシックなデザインでも、渋谷のセンター街あたりで徘徊している怪しげなスカウトマンにしか見えない。だから、私はけっこう大手でしっかりとしたクライアントのもとへ、たとえば日本でシェアの一位二位を争う広告代理店や、いかにもおカタそうなメーカーさんや省庁……ほかに出向く際ですら、普通に夏ならTシャツ、冬ならトレーナー……と、だいたいがそんな装いだったりする。「いかにもチンピラな外見なのに、会話になれば無茶苦茶礼儀正しくて、物腰も柔らか」といったギャップを演出し、相手によりいっそう強烈なインパクトを植えつける……みたいな、20数年間のフリーランス生活で培ってきた、私なりの営業手段、戦略である。つまり、私にとっての「(じつはそこそこ高級なブランドの)Tシャツやトレーナー」は、多くのビジネスマンが就業中に着用している「スーツ」に該当し、デート中の(じつはそこそこ高級なブランドの)Tシャツやトレーナーも、仕事帰りで着替えるヒマがなくて、しょうがないからスーツのまま来ちゃいました……ってケースと一緒なのである。



 



ただ、結局のところ、いくらブランドモノで全身武装しても、スーツ姿の男性にはかなわない……と、合コンや、エビ横だとかコリドー街だとかの旬な出会いスポットに出向けば痛感せざるを得ないことも、なくはない。やっぱ、なんだかんだ言ってスーツが似合っている男は、食いつきがいいのだ。



 



脳神経外科医の菅原道仁先生も、我らの共著『「モテ」と「非モテ」の脳科学』で、こう“スーツの優位性”を説いている。



 




男性のスーツは、「ちゃんとしている」「真面目」……といった判断を女性にしやすくさせる効果があります。おもな日本人は「お父さんが着ていた」とか「フォーマルなパーティはスーツ姿で」……など経験則から、そう脳内に刷り込まれていますし、しかも現代人の脳では一種の「経済力の指標」になっているため、「スーツ=お金持ち」という印象を他人に植えつけやすい。ゴメスさんみたいに得体の知れないファッションの人を「真面目」だと判断するには、かなりのコミュニケーションを要しますからね(笑)。したがって、スーツ姿は女性人気が高い。人間が五感で得る情報は「視覚が50%」と一番多いので、とくに効き目は抜群なのです。




 



もし、貴男が「そこそこイケメンなオレなのに、どうして彼女ができないんだろ…?」なんて風にお悩みならば、私の逆パターン、すなわち「私服をスーツにする」のではなく「スーツを私服にしてみる」ことを、一度オススメしたい。菅原先生も



 




人間が一日でする判断の回数は本当に途轍もない数字で、スーツは「今日着ていく洋服の選択肢を少なくする」という意味で、「判断する材料」を減らす役割を果たします。すなわち、着る側からすれば「ファッション以外の物事に集中できる」というメリットをもたらすわけです。




 



……と、同書内でおっしゃっている。休日ならネクタイを外して、インナーをいつもよりカラフルめにするだけでOK。たしかに、判断の回数は激減し、肩の荷もすっとおりる。そして、その余った脳の部分をフルに回転させ、「今日のデートプラン」をじっくりと模索するほうが、はるかに建設的だと思うのだが、いかがだろう?



 



 



【関連書籍】 『「モテ」と「非モテ」の脳科学〜おじさんの恋心はなぜ報われないのか〜』(ワニブックスPLUS新書)



 




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