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【岡野あつこが語る!実録結婚奇譚】まさか!? 10歳年上の夫の浮気相手は、よりによって…


「結婚=幸せ」「離婚=不幸せ」という単純な図式にはあてはまらないのが夫婦問題。憧れの結婚をしてもブルーな毎日を送る人もいれば、悩んだ末に離婚をして次の幸せに向かえる人もいます。私、岡野あつこが実際に目撃した「男女の不思議な物語」をお届けします。



 




夫と母が裸でベッドにいるのを目撃~M希さんのケース



 



「私とのほうが、いろいろな相性がよかったんだと思うのよ…」と母は悪びれる風もなくシレッと言ってのけた






「小さい頃から、母のことが大好き。ひとりの人として、魅力的な女性だとも思います。友達みたいになんでも相談できたし、尊敬もできた。将来は母のような大人の女性になりたいと、本気で思っていました。それなのに……」と肩を落とすM希さんです。



 



M希さんの母親が、一人娘となったM希さんを生んだのは18歳の時。シングルマザーだったM希さんの母親はクラブに勤めながら、女手ひとつでM希さんを育てたと言います。「小学校くらいになると、自分の母親が『友だちのお母さんとは違うんだな』ということに気がつきました。ただ、水商売をネガティブにとらえるというより、『みんなのお母さんより若くて綺麗だな』と自慢に思っていました」と話すM希さん。将来、自分が結婚する相手についても「母親のことも大事にしてくれる人」と決めていたと言います。



 



そんなM希さんが選んだお相手は、婚活パーティで知り合った10歳年上で不動産会社に勤務するK夫さんでした。交際をはじめて、結婚を意識するようになってすぐに自分の生い立ちを包み隠さずに話した時、「素敵なお母さんに育てられたんだね」と言ってもらえたのがうれしかったと言います。母親もK夫さんのことを「優しそうなイケメンね。私が結婚したいくらいだわ」と、とても気に入ってくれたのでした。



 



結婚後、二人が新居に選んだのは、M希さんの実家から歩いて10分ほどのところにあるマンションでした。M希さんいわく、「母にさびしい思いをさせたくなかったのと、私が残業をした時でも夫の世話を近所にいる母親に頼めるかな、って」。実際、K夫さんは妻の母親のことを大切にしてくれ、3人で食事や旅行に行くことも多く、M希さんもそんな生活に満足していました。



 



ところが、夫婦に危機が訪れたのは、M希さんが出張で2日ほど家をあけた時のことでした。「当初、出張は3日間の予定だったのですが、先方都合で一日早く帰ることができるようになったんです。ちょうど帰宅する日は母の誕生日だったので、何も言わずに帰ってサプライズでプレゼントを渡そうと思いました」というM希さん。計画どおり、出張先からそのまま母親のマンションに向かうと、なんと夫であるK夫さんと自分の母親が裸でベッドのなかにいたのでした。



 



「百歩譲って夫が浮気をするのは仕方ないとしても、相手が自分の母親というのはどうしても許せなかった。K夫さんのこともお母さんのこと大好きだったのに……」とM希さん。しかも、母親は「……ごめんなさいね。でもM希には申し訳ないと思うけれど、男と女なんて何があるかわからないじゃない。私とのほうが、いろいろな相性がよかったんだと思うのよ。ふふっ」と悪びれる風もなくシレッと言ってのけたのです。



 



それから間もなく、M希さんとK夫さんは離婚。すでに4年がたちますが、M希さんは元夫とはもちろん、お母さんとも一切の連絡を絶ったままだと言います。


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