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専業主婦願望が強い女性に“狙われる”40代独身男の苦悩




とある公務員男性が、「近づいてくる独身女性はみんな自分のお金を狙っていると思う」とつぶやくのを聞いたことがある。まさかと思ったが実際に話を聞いてみると……



 



 



■専業主婦になりたい女性



 



ユウキさん(41歳)は、ここ4年ほど特定の彼女がいない。30代のころ、続けて「女性に言い寄られて怖い目にあった」からだという。彼は国家公務員だ。



 



「そろそろ結婚したいなと最初に思ったのが10年前。当時、大好きな女性に振られたばかりで、次は絶対に結婚に結びつけようと思っていたんです。そんなとき知り合った3歳年下の女性は、つきあって3ヶ月くらいで『早く結婚したい』と言い出すようになった。いくらなんでも早いだろうと思ったんですが、共通の知り合いから、『彼女、専業主婦願望が強いから気をつけたほうがいいよ』と言われて。様子を見ていると確かにそうなんですよね。仕事の展望などを聞いても、『私は仕事より家庭に向いているの』と。僕のマンションに来ては食事の支度などをしてくれたんですが、どうやら実家の母親に作ってもらったものを盛りつけていただけみたい。それがわかったとき、そうまでして専業主婦になりたいのかとちょっと幻滅したんですよ」



 



ユウキさんは、自分が公務員であることを自慢に思ってはいない。やりたい仕事がたまたま公務員という枠にあっただけ。なのにそこを狙われていると知ってショックだったという。



 



 



■「ラクしたい」という言葉にびっくり



 



「結婚って、やっぱり恋愛感情があって、この人と一生一緒にいたいという気持ちがあってするものだと思っていたんです」



 



ショックから立ち直ったユウキさんが35歳のとき知り合ったのは、5歳年下の女性。仕事が大好きだと話している彼女とパートナーシップを結びたいと感じ、つきあうようになった。



 



「順調だったんです。2年ほどつきあってプロポーズしようかなと思っていたら、彼女がある日突然、仕事を辞めたと。どうするのと聞いたら、『食べさせて』って。『もういいでしょ、そろそろ』と言われたんですが……。結婚が決まって、いろいろあって専業主婦を選択すると彼女が決めたならまだしも、僕に食べさせてもらうことを前提に仕事をやめているのがどうしても気になってしまって。それを正直に言ったら、『せこい男ね』と言われました。またまた大ショック。それっきり女性とはつきあっていません」



 



専業主婦を望む女性を嫌っているわけではない。自分の人生を放棄しているように見える女性は魅力的ではないと彼は思っているのだ。



 



一流企業に勤務していたり公務員だったりする男性は、確かに“狙われている”ことがある。寄りかかることしか考えていない女性しかいないのか、という思いを抱えながら、ユウキさんは今日も男友だちとつるんでいる。


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