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【働く女の“モテ道場”】 “牛丼屋ランチ”にドン引き…「優良物件」を逃しやすい婚活女性の特徴




先日、私の結婚相談所で、「ランチ」をめぐる男女のすれ違いがありました。



 



女性は、有名私立大学卒で保険会社の内勤をしている29歳。中高一貫の有名私立校を出ているお嬢さんで、長期休みは家族で高原の別荘に、週末は料理教室へ、というタイプ。



 



実家暮らしなので、お給料はもちろん全額自分のお小遣い。平日のランチはきっちり1時間。小さなお財布を持って、同僚とレストランやカフェでゆっくり過ごすのが当たり前でした。今回の婚活では、仕事を頑張っている同世代のマジメな男性を希望されていました。



 



 



■優良物件なのにもったいない



 



私が紹介した男性は、塗料会社の研究職に就く、30歳のハイスぺ理系男子。職場は男性ばかりで出会いがなく、若くして結婚相談所に登録したと言います。



 



彼女とのお見合いでは、「お腹がすいたら研究所近くの牛丼屋で、作業着のまま5分食べて、すぐ会社に戻るって感じです」と正直に答えたそうです。お昼休みはありますが仕事優先。それだけ真剣に仕事に取り組んでいるわけです。



 



しかし、彼女はお見合い後に浮かない顔。



 



「作業着で牛丼ランチって……ちょっと私の周りにはいないタイプ。この人と付き合ったら、牛丼屋さんデートとかになるの?」



 



と勝手に想像して引いちゃったんですって……。まだデートにも進んでませんけど?? あぁ~~、せっかくの優良物件なのにもったいない! そこでこんな話にも持って行けたのに。



 



「わぁ、5分で食べるなんて大変ですね」



「今は仕事が楽しいから大丈夫です。正直、愛妻弁当には憧れますけど」



「実は私、お料理教室に通い始めたんです」



 



ってね。家庭的な自分アピールができ、なおかつ彼のことをもっと深く聞けたよね。



 



 



■なぜ女性はファッションと場の雰囲気にこだわるのか



 



さて今回の例、とても典型的な男女のすれ違いと言えます。



 



個人差はありますが、女性のみなさんは共感・過程・現在を重視します。だからこそ、食事においても「時間を楽しむ、場を楽しむ」わけです。しかし、男性は解決・結果・未来にフォーカスした目的志向です。つまり、「お腹が空いたから、お腹いっぱいにして栄養補給をする」のです。だったらそこに最速でアプローチする方法、と考えるわけです。そこがまず全然違います。



 



食事は、多くの女性にとってお出かけの「メインイベント」ですよね。食べるだけでなく、その場でおしゃべりをするのが目的です。これは、女子会でもデートでも同じではないでしょうか。だからこそ、「話の内容と場所」「ファッションと場所」のマッチングはデートにおいて非常に重要です。簡単に言えば、「話のトーンに合った場所や静かさで、ファッションに合った場所」にいると、とても居心地がいいですし、満足感が高まります。



 



一方、男性の場合、デートの食事は「おまけ」の位置づけであることが多いでしょう。たとえば、メインイベントは映画鑑賞で「お腹が空いたからレストランへ入ろう」という考え。または、食事のあとのエッチが目的で「食事はムード作りのためのおまけ」と考える人もいるでしょう。



 



 



■なぜリタイアした男は料理にハマるのか



 



私の結婚相談所は青山・表参道エリアにありますが、お昼に小さいお財布を持ってうろうろしているのはみんな女の子。男子はコンビニの列に並んでますよ。セブン-イレブン前のテーブルでパンをかじっているのは男性だけです。



 



最近、食事の代用になる「完全栄養食のグミ」が人気というニュースを見ましたが、「錠剤やチューブでランチできればいいのに……」と考えるエグゼクティブの男性って結構多いんですよ。もう、外に出るのも面倒くさいけど、頭が働かないから食べるか……ってね。カロリーメイトが売れ続けるのもこういうニーズがあるからだろうなって思います。



 



私の結婚相談所で結婚した投資家の男性は「食事に興味がないし、平日のランチはエサだと思ってる。おいしいものは奥さんと食べればいい」と言っていました。アーリーリタイアで隠居したら、今度は急に料理が趣味になってのめりこんだりするんですよね。こういう目的意識があって、優先順位がハッキリしている人って、私は好きですよ。



 



とにかく、デートなど異性と一緒に過ごすときは「相手はどう考えているか」「自分が快適に過ごすにはどう動くか」のバランスを調整することが大事なんですね。



 



 



■「明日どんな服で来るの?」と聞いていい



 



違うのは分かった、じゃあどうしたらいいのか? というのを最後にお伝えしましょう。



 



まず男性は食事デートをエスコートしたいなら、どんな服装で来るか、デートの前日くらいに聞いてみることをお勧めします。婚活や恋愛初期のデートでしたら、「花柄のワンピースとパンプス」などややドレッシーで女性らしい服装が多いでしょうから、落ち着いた明るいカジュアルレストランを選べば問題ありません。ちょっと色っぽいムードを出したければ、落ち着いたバーや個室のダイニングでもいいでしょう。



 



いずれも、雰囲気に飲まれやすいのが女性というもの。あえてざわついた立ち飲みバルなどで距離を縮めるのもおすすめですが、ちょっと上級者テクかもしれません。



 



 



■「病めるときも、悲しみのときも、貧しいときも」



 



女性の方は、まず意識改革をすることをおすすめします。男性相手にもついつい「女性同士でいるときと同じ快適さや共感」を求めがちです。



 



でも、「自分と同じように考えるのが当たり前」というスタンスは傲慢ですし、尊重の気持ちが足りません。男性が「何食べる? どこ行く?」と聞いても、ロクに答えもしないのに、ダメ出しだけは一丁前なのはこのせいです。相手に対して減点ばかりでがっかりするのは、ただの「ひとりよがり」だと気づきましょう。婚活相手に「完成品」を求める人は一緒に結婚生活を作り上げる気がなく、相手を消費、搾取する側であり続けるでしょう。



 



結婚式で神父さんが言う誓いの言葉をご存知ですよね。



 



「健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」



 



この精神で、結婚生活を作り上げる気持ちを持ちましょうね。一緒に成長して価値観をすり合わせることは恋愛中ならではの楽しみですよ。無駄な我慢や妄想はしなくていいんです。思ったことはハッキリ言えばいいし、「デートやプロポーズはこういう風にしたい」とどんどんリクエストすればいいのです。


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