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【SNSで話題】「眠気や疲れはビタミンB1で解決できる」の真偽は?






 



ビタミンB1の効能についてSNSで話題になっていますが、寝不足による疲労感や眠気にビタミンB1の摂取が効果的というのは本当なのでしょうか? 内科医の山本佳奈先生に医学的根拠をうかがいました。



 




ビタミンB1は、水溶性ビタミンの一つで「チアミン」とも呼ばれているもの。糖やエネルギー代謝を補う酵素であり、エネルギーの産生や神経活動に関わる大切な栄養素です。



 



一方で、体内の代謝に必須な栄養素でありながら、体内で産生することができないという特徴も。



 



欠乏すると、いわゆるビタミンB1欠乏症となり、代表的な病気として、「脚気(かっけ)」や「心肥大」、「浮腫」、「ウェルニッケ・コルサコフ症候群(中枢神経障害)」などを引き起こします。




 



そんなビタミンB1、摂取すると得られる効果については、どうなのでしょうか。



 




そもそも、サプリメントは食品の補助としての位置づけであり、効果の有無については、医学的には言えないと考えています。



 



またビタミンB1だけとればいいというものではなく、バランスが重要だとも考えています。




 



ちなみに、食後に眠くなるのには理由があるという山本先生。



 




ひとつは、副交感神経が優位になりリラックスすることにより眠気が生じること。



 



また通常は、食後に上昇した血糖に対して、膵臓からインスリンが分泌され、血糖を下げて正常に保たれます。しかし血糖が高めに維持され、インスリンが強く働くと一時的な低血糖が引き起こされ、ブドウ糖が不足することで脳の働きも悪くなり、眠気が生じるという説もあります。




 



寝ても寝不足というのは、「眠りの質の問題もあるのでは?」という山本先生。寝ても眠いという状態をビタミンB1だけで解決することは難しいと考え、睡眠の質を見直すことが大切かもしれません。


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