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【働く女の「モテ道場」】結婚相談所は「※ただしイケメンに限る」わけではない




“お見合い”をテーマにした某恋愛バラエティ番組について、「女性参加者の人気が、イケメン男性にばかり集中している」と指摘した記事がネット上で話題になったそうです。SNSでは、「男は顔が9割なのか、残酷だ」と共感する声が多かったようです。「人は見た目が◯割」とはよく言われます。実際、リアルなお見合いの場である結婚相談所ではどうなのでしょうか。



 



 



■「パッケージ買い」はスキル不足



 



お相手を外見でジャッジする傾向は、「あるにはある」と思いますね。「女性は男性の収入、男性は女性の若さ」にこだわる人が多数派ですが、婚活初心者にありがちな考えとも言えます。



 



そもそも、なぜ見た目で結婚相手を選んでしまうのか? それは、まだ「恋愛モード」で婚活しているからです。



 



お菓子でいえばパッケージで判断しているだけ、本当のおいしさを知らず、食べる前に判断しちゃっているに過ぎません。相手が結婚相手に適しているかどうか判断するには、訓練が必要。見た目で判断しているうちは、まだまだスキル不足なんです。



 



婚活スキルを身につけるには、相手の中身と向き合い、プロフィールに入りこむ想像力を鍛えるしかありません。それができないうちは、ただの“恋に恋する妄想癖”です。



 



 



■既婚者と独身を比べてはいけない



 



男も30~40年やっていると、汚くて当たり前です。仕事に夢中だと鼻毛なんて見慣れすぎて気づきませんから。こんな風に言うと、「ビシッとかっこいいアラフォー男性だって、職場にたくさんいるもん!」と反論されるかもしれません。だったらその人と結婚すれば? と思うのですが、よくよく反論に耳を傾けてみると既婚者と独身を比べているんですよね。



 



既婚者なら奥さんが「ネクタイ曲がってるよ」「やだ、鼻毛出てるじゃない」なんて日常的に言ってくれます。アイロンやブラッシングまではしてくれなくても、「そろそろクリーニングに出してきたら?」「襟の汚れが取れなくなっていたから、新しいシャツを買ってきたわよ」くらいは言うでしょう。



 



平均婚姻年齢は「夫妻とも初婚」の場合、夫は30.7歳、妻は29.0歳(平成28年度人口動態統計「婚姻に関する統計」より)。30歳を過ぎたら、結婚相手を探す条件と優先順位を見直しましょう。これからは、贅沢を言うほど売れ残るってことですからね!



 



 



■「デブとハゲ」こそ優良物件



 



とはいえ、見た目がいいに越したことはない、という気持ちはわからないでもありません。



 



そこで、カウンセリングではこんな質問をしています。「学歴、収入、見た目……こだわりは1個だけにしましょうって言ったら、どれを選びますか?」と。「収入」と答える方が多いのではないでしょうか。理由は、「まぁ、学歴なんて書類に書かなきゃわからないし、見た目は髪型と服装でごまかせそうだから」……ね? ご自身の挙げた条件には、よく考えればどうでもいいもの、変えられるものとそうでないものが混在しているんです。



 



年齢は巻き戻せないし、年収を上げるには転職や資格が必要です。でも、デブやハゲなんてどうにかなるんです。教養、育ち、性格という人間性は、30歳を過ぎてから変えるのは相当大変です。もちろん、「年収1000万円以上のお医者様と結婚したい」と高望みする平凡な婚活女性たちも妥協しなくてはならないのですが、……それはまた別の回でお話ししましょうね。



 



見た目にこだわりたければ好きなだけこだわればいいんです。でも、35歳を過ぎて隠れた優良物件と結婚したいなら、婚活スキルが必要です。誤解を恐れずに言えば、狙い目は「デブとハゲの高収入」。今の時代、AGAも肥満も治ります! 「こんなチビは嫌だ、ハゲやデブは受けつけない、なんかオジサンくさくて汚~い」と言えば言うほど売れ残ります。上から目線女子のみなさん、はやく夢から目覚めましょう。一人で取捨選択ができないあなたには、私が教えて差し上げてもよろしくってよ。


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