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「子どものために自分を抑えて…」不倫関係を清算し、戻ってきた夫を迎えた妻の心境




 



■子どもたちのために自分を抑えて…



 



「私はもちろん納得していないし、怒りもおさまってもいないけど、子どもたちのためにしかたがなかった。口惜しかったですね」



 



そう言うのはリカさん(42歳)だ。1年前、夫が2年の間不倫していたことがわかったとき、夫は「離婚したければそう言ってくれ」と開き直った。相手はリカさんも知っている夫の部下。自宅に遊びに来たこともある。だから、余計に腹立たしかった。



 



「でも、うちは中学生と小学生の子がいる。今離婚したら経済的に子どもたちに不利益があるんです。だから、夫婦関係を続けていくしかない。私はパートですから、もっと経済力があれば我慢しないですむのにと思いました」



 



夫婦間は冷戦状態。それでも、最近は少しずつ普通の会話が戻ってきている。だが、リカさんが心の底からもう一度夫を愛する日は来ないと言う。いつかは離婚したいと彼女は言う。「裏切り」はそれだけ重い。



 



 



■話し合って歩み寄りを…



 



日々、夫を責めていたが、少しだけ夫の気持ちが理解できたと話すのは、タカコさん(47歳)だ。同い年の夫が仕事関係の女性とダブル不倫していたのがわかったのは1年前。



 



「共働きで、協力しあって家庭を築いてきたという思いがあったので、こんな簡単に裏切られるとはショックでした。夫は土下座して謝ったけど、私は許せなかった」



 



何が夫を不倫へと追いやったのか、それを知りたかったのだという。だが、夫はそれほど深く考えていたわけではなかった。



 



「結婚や家庭をどう考えているのか。妻を裏切って平気だったのか。私は毎日、夫を責めました。でも、夫は正直に『好きだと思ったから誘った、恋が楽しくて続いてしまった』と。私だけを見てほしかったと言ったら、『タカコは特別な存在だけど、ふと目移りすることもある』って。そうこうしているうちに、私の職場に素敵な男性が異動してきたんです。彼と話したり食事に行ったりして、ああ、ここで誘われたら私もふらっとしちゃうかもと思って、なんとなく夫の気持ちがわかりました」



 



結婚していても恋することはあるかもしれない。その気持ちがわかったと夫に言った。夫は本当にごめんと頭を下げた。



 



「今も許したわけではないけど、言いたいことを言い合いながら暮らしています。年をとったとき、あんなこともあったねと笑い合えたらいいなと思っています」



 



言いたいことを言い合える関係があったからこそ、心が離れずに済んでいるのかもしれない。


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