4月9日、第一弾として研修を行ったのは、ネット広告大手の株式会社サイバーエージェント。男性新入社員約60人に向けて身だしなみの大切さや正しい洗顔の仕方を資生堂社員がレクチャーした。
男性がスキンケアなど身だしなみを整えることのメリットについて、「ビジネスで勝つために、“肌”は武器になる」と断言したのは、資生堂ジャパンUNOグループアシスタントブランドマネージャーの、堀一臣氏。
「肌は日頃の生活習慣や内面を映し出す鏡。つまり肌が綺麗だと自己管理ができている人だと思ってもらえる。自己管理ができる人間は人に対しても優しくなれるし、細やかな気配りもできるようになる」と説明した。
事実、資生堂の調査によると、ビジネスシーンで男性の肌をチェックすると答えた女性は男性の1.4倍。肌がビジネスシーンにおける印象を左右することが判明したという。
その答えは、「洗顔と保湿」だという堀氏。
「とくに男性は女性に比べて2倍も皮脂分泌が多いため、洗顔で肌の汚れをきちんと取り除き、スキンケアでうるおいを与えるというステップで肌荒れを防いでほしい」と語った。毎日の習慣になるよう、正しい洗顔方法もレクチャー。
洗顔は、泡で顔を包みこむようにして洗うのがポイント。泡の作り方を新入社員たちが実際に学んだ。泡作りが苦手な人は、はじめから泡で出てくるタイプの洗顔フォームを使うのがおすすめだ。意外と知らないスキンケアも、正しい方法をレクチャー。
化粧水やクリームは、おでこや鼻など脂っぽいTゾーンは叩くようにしてつけ、頬周りなど乾燥しがちなUゾーンは手のひらで押し込むようにしてつけることで、しっかり保湿できるそう。
スキンケアは肌だけでなく、心も癒す行為といわれている。毎日の習慣にすることで、日々の疲れを癒すのも良いかもしれない。