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【2023年関西】雅に中秋の名月を楽しめるイベントを紹介!おすすめスポット6選


まだまだ残暑の暑さが気になる9月は、シルバーウィーク以外にも中秋の名月と呼ばれるお月見のイベントもある月。

今回は、中秋の名月をより雅に楽しめる関西のイベントを紹介します。ぜひチェックして、一味違うお月見を楽しんでみてください。

「中秋の名月」とは?

中秋の名月

中秋の名月は、太陰太陽暦(=旧暦)の8月15日の夜に昇る月 のことで、 2023年は9月29日の金曜日 です。平安時代に望月を愛でる習慣が中国から伝えられたのが、きっかけとされ、毎年中秋の名月には貴族により観月の宴が催されるようになりました。芋の収穫時期と重なっていたために庶民の間では収穫祭と結びつき、別名 「芋名月」 とも呼ばれています。

中秋の名月と聞くと、満月をイメージする方も多いでしょう。しかし、太陰太陽暦の日付で決まるため、必ずしも満月の日になるとは限りません。これは、新月から満月までにかかる日数が太陽・地球・月の位置関係により変動するためです。2023年は満月の日と重なっていますが、2024年は中秋の名月が9月17日で、満月が9月18日とずれています。

天候次第ではありますが、満月の日と重なっている2023年の中秋の名月は美しい満月を愛でられる一大イベントとも言えるでしょう。

関西でおすすめのお月見スポット6選

上賀茂神社

古式ゆかしい雅楽とともに楽しむ「下鴨神社」

世界遺産の登録も受けている下鴨神社(しもがもじんじゃ)は、京都市左京区にある京最古の社の1つ。正式名称は賀茂御祖神社で、縁結びや美にご利益があるため女性からの人気も高い観光スポットです。5月に行われる京都三大祭の1つ「葵祭」が行われる場所としてご存知の方もいるでしょう。

下鴨神社では、毎年中秋の名月に 「名月管絃祭」 が開催されます。1963年に一般公開されるようになり、平安時代の貴族による月見の宴が体験できるイベントです。 祭典は17時半から橋殿で始まり、その後かがり火が灯されたススキで飾られた舞台で、古式ゆかしい舞楽や十二単の平安貴族米などが約2時間奉納されます。 有料ですが斎庭に茶席も設けられ、雅に名月を愛でられるスポットです。

【基本情報】

  • 所在地:京都府京都市左京区下鴨泉川町59
  • 開門時間(通常):6:00〜17:00

【名月管絃祭 開催概要】

  • 日時:2023年9月29日 17:30〜
  • 参加料:無料(茶席は有料)

https://www.shimogamo-jinja.or.jp/

月見団子やにごり酒の無料接待が嬉しい「上賀茂神社」

上賀茂神社(かみがもじんじゃ)は、京都市北区にある桜の名所としても有名なスポット。677年に造営された社殿の礎が、現在でもほぼ変わらずに残っている貴重な神社です。葵祭の行列が最後に向かう場所として、下鴨神社とセットで知っている方も多いでしょう。

上賀茂神社の「賀茂観月祭」は、境内芝生の馬場殿で行1われる関西でも人気が高いお月見のイベント です。17時から祭典を行った後は、神楽や太鼓演奏などのさまざまな奉納行事が次々に執り行われます。このイベントの嬉しいポイントは、 神事と奉納の終了後に先着順で月見団子とにごり酒の無料接待がある点 。風雅で趣のあるイベントを満喫しながら月を愛でられる、京都らしい雅なイベントとなっています。

【基本情報】

  • 所在地:京都府京都市北区上賀茂本山339番地
  • 桜門と授与所の開門時間(通常):8:00〜16:45
  • 参拝料:無料

【賀茂観月祭 開催概要】

  • 日時:2023年9月29日 17:00〜
  • 参加料:無料

https://www.kamigamojinja.jp/

池に映る月を愛でる日本三大名月鑑賞地「大覚寺」

大覚寺(だいかくじ)は。嵐山の北に位置する由緒あるお寺。元々は平安時代に嵯峨天皇の離宮として建てられ、東側には「大沢池(おおさわのいけ)」という日本最古の庭池がある風光明媚な観光スポットです。

大沢池は水面に月が映ることで2つの月が見られるため、日本三大名月鑑賞地の1つに数えられる月の名所。 大覚寺の 「観月の夕べ」 は、大沢池に舟を浮かべて文化人や貴族たちと嵯峨天皇が中秋の名月を楽しんだのを起原とする由緒あるイベントです。 3日間、日が沈んだ19時から満月法会が厳かに行われ、船首に龍がついた龍頭鷁首(げきしゅ)舟が大沢池を回遊していきます。 大沢池特設舞台や五大堂観月台で生演奏なども行われ、盛りだくさんの内容が楽しめるお月見イベントです。

【基本情報】

  • 所在地:京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
  • 参拝時間:9:00〜17:00
  • 参拝料(お堂エリア):大人500円、小中高300円
  • 参拝料(大沢池エリア):大人300円、小中高100円

【観月の夕べ 開催概要】

  • 日時:2023年9月29日〜2023年10月1日 17:30〜21:00
  • 料金:大人500円、小中高300円(大沢池エリアのみ日中参拝者も別途必要)

https://www.daikakuji.or.jp/

幻想的な雰囲気を味わえる「住吉大社」

住吉大社(すみよしたいしゃ)は、全国にある住吉神社の総本社である大阪市住吉区の神社。『日本書紀』や『古事記』には住吉大神に関する記述があり、古くから多くの人々から親しまれた由緒あるスポットです。

住吉大社の「観月祭」は正面神池にかかる「反橋(そりはし)」の上で執り行われるのが特徴。 反橋は豊臣秀吉の妻淀殿が奉納したと伝えられる橋で、橋を渡るだけでお祓いになると言われるほど今では住吉大社を象徴する場所となっています。 内容は、全国から募った短歌と俳句の中から選ばれた入選歌を読み上げ、住吉踊・舞楽の奉納する構成です。 反橋の真上に名月が昇り、ライトアップで照らされた緑と反橋の朱色が幻想的な雰囲気を作り出します。大阪に在住なら、ぜひ一度は訪れてみてほしいお月見イベントです。

【基本情報】

  • 所在地:大阪府大阪市住吉区住吉2丁目 9-89
  • 開門時間(通常):6:00〜17:00(10月〜3月は6:30〜17:00)
  • 参拝料:無料

【観月祭 開催概要】

  • 日時:2023年9月29日 18:00〜20:30すぎ
  • 場所:大本宮〜反橋
  • 参拝料:無料

https://www.sumiyoshitaisha.net/

奈良らしい風情が感じられる春日大社の末社「采女神社」

采女神社(うねめじんじゃ)は、奈良市の猿沢池(さるさわいけ)の側にある春日大社の末社。『大和物語』によると、天皇の寵愛が薄れた采女(女官)が悲しみに暮れて池に身を投じ、その霊を慰めるために創建されたと言われています。

小さな社しかない采女神社ですが、毎年中秋の名月の日に行われる 「采女祭」 は別格です。 17時にJR奈良駅前から猿沢池に至るまでの三条通を当時の衣装を纏った花扇使たちが練り歩きはじめ、18時に采女神社の例祭、19時に色鮮やかな舟が2隻浮かべられる管弦船の儀が行われます。 また、中秋の名月に采女神社の前で縫針に赤糸を通せば願いが叶うと伝えられている「糸占い」が、この日のみ授与所にて授与されているので、挑戦してみてください。

【春日大社の基本情報】

  • 所在地:奈良県奈良市春日野町160
  • 御本社(大宮)開門時間(通常):6:30〜17:30(3月〜10月)、7:00〜17:00(11月〜2月)
  • 御本社(大宮)参拝料:無料

【采女祭 開催概要】

  • 日時:2023年9月29日 17:00〜
  • 場所:奈良県奈良市樽井町
  • 参加料:無料

https://www.kasugataisha.or.jp/

紫式部ゆかりの月の名所「石山寺」

滋賀県大津市の石山寺(いしやまでら)は。琵琶湖から流れる瀬田川の西岸にある真言宗のお寺。京都の清水寺や奈良の長谷寺と並ぶとされ、平安時代から多くの貴族や文学者が参詣してきた霊験あらたかなスポットです。名月が映える琵琶湖に景色を見た紫式部が、『源氏物語』の着想を得た場所でもあります。

石山寺は、近江八景と日本百名月の両方に数えられている月の名所 です。特に中秋の名月に行われる 「石山寺 秋月祭」 は、紫式部に因んだ観月イベント。 境内一帯が行灯でライトアップされ、本堂では『源氏物語』に関連した能の奉納などが行われます。 趣深く上品な優雅さに満ち溢れたお月見が楽しめる、関西屈指のお月見スポットです。

【基本情報】

  • 所在地:滋賀県大津市石山寺1-1-1
  • 開門時間(通常):8:00〜16:30
  • 入山料:一般(中学生以上)600円、小学生250円
  • 本堂内陣拝観料:一般(中学生以上)500円、小学生250円

【石山寺秋月祭 開催概要】

  • 日時:2023年9月29日〜2023年9月30日 17:30〜21:00
  • 入山料:大人600円、小学生250円(8:00〜16:30は別途入山料が必要)
  • 小雨決行(荒天中止)

https://www.ishiyamadera.or.jp/

中秋の名月を一層楽しむならイベントに参加してみよう

住吉大社の反橋

ススキや月見団子を用意して自宅から月を愛でるのも良いですが、月の名所で行われるイベントは日本らしい雅さが感じられます。残暑が残る時期であるため、夜間のお出かけには虫よけ対策を忘れないようにしましょう。

ぜひこの記事を参考に、より日本らしいお月見で中秋の名月の夜を過ごしてみてください。

出典・参考


C.Wakisaka

余暇プランナー

1987年生まれの和歌山県在住のフリーライター、C.Wakisakaと申します。季節の風景・歴史・スイーツが好きで、カメラを持ってよくおでかけしています。関西を中心に一人旅や家族で日帰り旅行をするのが大抵ですが、時には夜行バスを使っての東京への弾丸日帰り旅行も。海外旅行はマカオ・パリ・南ドイツ周遊の経験があり、特にドラクエの雰囲気やメルヘンらしさを感じられるドイツを愛しています。「行ってみたい!」と思える情報を発信できればと思っています。

【2023年関西】雅に中秋の名月を楽しめるイベントを紹介!おすすめスポット6選

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