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その出費ちょっと待った! 年12万カットも実現、見落としがちな無駄出費をFPが解説



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日々の生活でなんとなく使っているお金。ちょっと待って! よく考えると無駄になっている出費がたくさんあるものです。ファイナンシャルプランナーである筆者が、色々なご家庭のマネー相談を受けている中で、見落としがちだなと感じる「無駄出費」を5つ紹介します。


無駄出費[1] 通信費の見直しで年間12万円をカット!

2年縛りがなくなるなど、契約形態がかなり変わってきそうな携帯電話。必要なものだからとずっと昔に契約したプランのままで、ほったらかしにしていませんか? 特に理由なく大手の通信会社にこだわっている人や、家族間通話無料に惹かれ同じ会社で契約しっぱなしの人は要注意です。

相談に来られたご家庭のなかには、夫婦と子ども2人で4台のスマートフォンを持ち、そのうえ家の固定電話やインターネットのプロバイダー料金、ケーブルテレビの契約も……と、月の通信費が合計4万円を超えているケースもありました。このご家庭は、ほとんど使わない家の固定電話とケーブルテレビを解約し、妻のスマートフォンを格安スマホに切り替えただけで1カ月1万円の削減に。1年間で12万円の無駄出費をカットすることができました。

格安スマホのプランには、毎回10分以内の通話なら家族間のみならず他社携帯や固定電話宛でも1カ月で100回の通話が無料というものもあります。通信費は見直すと効果が大きいので、なあなあにせずに削りたい無駄出費の一つです。

無駄出費[2] ローンの利子に敏感になろう

大きな買い物をするときに組むローン。お金の悩みをヒアリングしていると、ローンの金利額や、支払い終了年月などを把握していない人が多いです。ローンがかかるもののなかで特に奨学金は、「40歳くらいまでかな……」と相談者の認識が漠然としているケースが多々見られます。

ローン返済額や期日に合わせた家計管理は必須。額や期日を把握していないと、効率よく返済できず損をしてしまうケースもあります。またクレジットカードのリボ払いや分割払いは金利15%ほど、マイカーローンは5%ほどと金利の中でも高いものは貯金をする前にローンを繰り上げ返済し、利子を節約しましょう。

なお住宅ローンは金利がかなり低く、借主が死亡したり大きな病気をしたりした時にローン返済が不要になる「団体信用生命保険」がついているので、繰り上げ返済の優先順位は後になります。

無駄出費[3] なんとなくのコンビニ・自販機出費は節約の大敵

時間があるからとなんとなく立ち寄ったコンビニで、「新発売」や「期間限定」という表示につられついつい買っていませんか? また喉が渇いたからと、自動販売機でなんとなくドリンクを買った経験がある人は多いはず。その他、たとえば子どものスイミング教室で毎回自販機のアイスを買っている、など習慣化している行動もあるのではないでしょうか(それぞれのご事情もあるので、一概にNGというわけではありません)。

毎週親子2人で120円の自販機アイスを購入すれば、4週だと「120円×2人分×4週=960円」です。1年だと1万2,480円(52週で計算)のアイス代。多いと思いませんか? 進級テストに合格したなど、ご褒美に買うくらいならもちろんOKですが、何となく習慣化しているものは見直しましょう。この例と同じく、普段のコンビニ・自販機へ支出するお金は、見落としがちな無駄出費です。

無駄出費[4] 保険の特約、本当に必要?

保険は、契約する時は内容を覚えていても1年以上経つと忘れてしまいがちです。加入する時も担当者に勧められるがまま「払えそうな保険料」であることを基準に選ぶ人が多いため、必要のない特約をつけているケースもあります。

特に注目したいのが「災害特約」。「災害特約」は「死亡したら○○万円」という保障の他に、災害など不慮の事故で死亡した場合に限り、基本の保障にプラスして保険金が支払われるというプラスアルファの保障です。

保険金額が月数百円などと大きくないので、あまり考えずに付けて契約している人もいるかもしれません。ですが、一般的に家族の誰かが死亡した場合、ケガで死亡したかどうかはその後の生活費などに大きく関わってくるものではありません。数百円でも塵も積もれば山となります。保険の特約は「必要かどうか」の基準で選びましょう。

無駄出費[5] クリーニングを控えれば家族旅行へも!

ワイシャツやブラウスのクリーニングは、1枚あたり数百円でも積み重なると大きな出費になります。学生服も洗濯ネットでホームクリーニングできるものが増えてきました。礼服やスーツは家での洗濯が難しいものの、自宅で洗濯できるものはクリーニング店に出さない工夫をしてみましょう。

自宅で洗濯できたら「クリーニングに出したつもり」で小銭貯金をしてみるのも手。1年間続けると、意外と貯まります。たとえばワイシャツの場合、「180円(筆者の近所のクリーニング店価格を参考)×1カ月22枚程度×12カ月=4万7,520円に。クリーニングを控えるだけで、近場へ家族旅行に行ける費用が貯まりますよ!

見落としがちな無駄出費はまだまだありますが、今回はすぐに削減できそうな5つを紹介しました。年末まで約半年頑張って、減らせた金額分をプチ貯金をしてみても。少しの頑張りで、きっと素敵な自分へのご褒美ができるはずです。まずはできそうなことからトライしてみてくださいね。


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