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花粉やPM2.5の飛散、空気の乾燥など、年間を通して加湿器や空気清浄機のニーズはあります。室内環境を良くしようと運転させているはずの加湿器や空気清浄機ですが、実はきちんとメンテナンスをしていないと逆効果となってしまいます。今回は、加湿器や空気清浄機のお手入れを怠るとどうなるかを解説します。

加湿・空気清浄機一体型のワナ

タンクに水を入れたまま放置しておくと……

設置スペースなどの問題から加湿機能がついた一体型の空気清浄機を購入し、通年リビングなどに設置している家庭は多いと思います。冬場は加湿器としても運転させ、乾燥が気にならない季節になると空気清浄機としてのみの運転、という家庭は多いことでしょう。加湿運転をしない時期、タンクの水は空になっていますか。水が入ったまま放置しておくのはとても危険です。

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加湿器ユニットはこまめにかつ念入りにお手入れを

水道水には塩素が多少含まれていますが、時間が経てばそれがなくなり、レジオネラ菌などの雑菌の繁殖し、水垢やカビの付着などにつながります。タンクの内側はもちろん、加湿フィルターなどもしっかり洗浄しなければ、不衛生な空気を室内に放出することになってしまいます。空気清浄機一体型の場合には、空気をキレイにするどころか、逆に汚染物質をばら撒いてしまうことになりかねないのです。

そのため、衛生面から言うと、加湿器は水をいったん加熱するスチーム式がもっとも安全です。半面、スチーム式は過加熱の状態になりやすく、結露によるカビの発生の危険もあるため、適度な換気を行うように心がけてください。

筆者は機能面や衛生面の観点で、加湿器と空気清浄機を個別に設置するのがベストだと考えています。一体型の場合、加湿と空清の両立を果たそうとするゆえに、それぞれの性能や機能が制約されてしまいます。十分な機能・性能を求めるなら、専用機に行きつきます。衛生面での懸念点は前述のとおりです。

空気清浄機もお手入れマスト!

たった1カ月でフィルターにカビの胞子やダニが

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空気清浄機の集じんフィルター比較。左が使用前の新品の状態、右が使用と半年経過の状態

お手入れを怠った加湿器の危険性に関して説明をしていきましたが、今度は空気清浄機。こちらもやはり、フィルターのお手入れや交換を怠らないように。空気清浄機というのは、吸い込んだ空気に含まれるハウスダストや花粉、カビなどの浮遊物質をフィルターでろ過して再放出して浄化するというのが基本的な仕組み。当然ながらフィルターは時間とともに汚れていきます。汚れたままのフィルターを使い続けると、フィルターが目詰まりしてしまうため、空気がろ過できなくなり、空気清浄機としての機能を果たせなくなります。

筆者は以前に、1カ月ほど使用した空気清浄機のフィルターを専門の検査機関で分析してもらったことがあります。初冬の時期で、換気程度にしか窓を開けていない状態で、かつ室内の清掃は小まめに行っていると自負していたにもかかわらず、花粉やカビの胞子が想像以上に検出されて衝撃を受けました。また、ペットも飼っておらず、カーペット類は敷いていない環境にもかかわらず、ダニが検出されたことにも驚きました。

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手入れをしないままシーズンオフで放置していたためにカビが発生していた脱臭フィルター

フィルターの交換寿命は半年の製品でしたが、たった1カ月でこれほどまでに汚染物質が捉えられていることを思うと、空気清浄機の効果を実感するとともに、メーカーが推奨するとおりに交換しなければ、空気清浄機を置いている意味をなさないことを納得しました。

以上のように、空気清浄機や加湿器はとにかくお手入れがとても重要。設置しているご家庭は、定期的な清掃を忘れないようにしてください。

情報提供元:トクバイニュース
記事名:「メンテしていない加湿器・空気清浄機は汚染物質バラマキ装置と同じ!