https://iemone.jp/article/lifestyle/hana_1190/
月が満ち欠けをするのはなぜ?
月は自分で光っているのではなく、太陽に照らされた光が反射しています。そして、月は地球のまわりを回っているので、太陽に照らされる場所が変わり、光が当たらないところは見えません。そのため、地球から見ると月が満ち欠けをしているように見えるのです。
新月とはどういう状態?
新月とは、地球からは見られない月を指します。月が見られないということは、太陽の反射が見えないということ。地球から見て月と太陽の方向が同じになり、一直線に並べると、地球―月―太陽の順番になっています。
月の満ち欠けは、この新月から始まります。
満月とはどういう状態?
満月とは、もっとも丸い状態で明るく輝いている月です。もっとも丸くて明るいということは、月が太陽の光を受けてまんべんなく反射しているということ。太陽と地球と月が直線上に並んだ状態で、一直線に並べると、月―地球―太陽の順番になっています。
新月からおよそ15日目の夜に見える月なので、「十五夜」とも呼ばれています。
https://iemone.jp/article/lifestyle/hana_96043/毎月いつなの? 新月・満月の日付一覧
新月と満月の具体的な日付をご紹介します。
<2023年> ●新月 〇満月
●10月15日 ○10月29日
●11月13日 ○11月27日
●12月13日 ○12月27日
<2024年> ●新月 ○満月
●1月11日 ○1月26日
●2月10日 ○2月24日
●3月10日 ○3月25日
●4月9日 ○4月24日
●5月8日 ○5月23日
●6月6日 ○6月22日
●7月6日 ○7月21日
●8月4日 ○8月20日
●9月3日 ○9月18日
●10月3日 ○10月17日
●11月1日 ○11月16日
●12月1日 ○12月15日
●12月31日
新暦と旧暦の違い、どのぐらいズレがあるの?
現在、私たちが使用している暦を「新暦」、それ以前に使われていた暦を「旧暦」と呼んでいますが、新暦と旧暦の違いには、月が深く関係しています。
新暦は、太陽の運行に基づいた「太陽暦」(グレゴリオ暦)です。1年を365日として、4年に一度うるう日が入ります。
旧暦は、月の満ち欠けに基づいた「太陰暦」に「太陽暦」の要素を加えた「太陰太陽暦」です。毎月新月の日が一日(ついたち。語源は月立ち)で、月の満ち欠けの周期(平均29.5日)をもとに、29日ある小の月と、30日ある大の月を並べて12か月とし、19年に7回うるう月を入れて13か月としていました。飛鳥時代に中国から伝えられた暦をもとに、改良を加えながら1500年近くも用いられてきたので、多くの行事が生活文化の背景になっています。
旧暦の明治5年12月3日が新暦の明治6年1月1日になったので、旧暦と新暦ではおよそ1か月のズレが生じます。
そこで、お盆のように月遅れで行事をしたり(旧暦では7月15日→新暦では8月15日)、お月見のように旧暦の日付で考えたり(中秋の名月/十五夜は旧暦8月15日を新暦にあてはめて行う)しています。
スピリチュアル!? 新月と満月のパワー
潮の満ち引きが月の引力によって起こるように、体内のおよそ60パーセントが水分でできている人間も月の満ち欠けに影響を受けると考えられてきました。
一般的には、新月から満月に向かうときにパワーが蓄積されやすく、満月から新月に向かうときには浄化されていくといわれています。
銀閣寺や桂離宮が月の光を意識して建造され、月を眺めながら重要な話し合いや宴を催したのは有名な話です。欧米では、サクセスムーンといって、パワフルな満月のときに重要な商談や会議を開くそう。新月と満月のパワーを意識してみてもいいですね。
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