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【帰ってきたアイドル親衛隊】1984年8月の初タッグの試合…歴史の証人になるために生観戦したクラッシュギャルズ


 1980年代はアイドルブームなんて言われていたが、当時はアイドルと呼ばれていたのは、歌手だけではない。今ではアスリートアイドルと言われるほど女子スポーツ選手のアイドル化もあるが、80年代はそれを凌ぐ人気のアスリートアイドルが存在した。女子プロレスラーの長与千種とライオネス飛鳥である。ともに80年デビューであり、当時はシングルプレイヤーとして活動していたが、83年あたりからタッグを組むようになり、後にクラッシュギャルズとなり、最強のタッグチームとして人気となった。

 このころの女子プロレスは人気も高く、地上波でプロレス中継が当たり前のように放送されていたのだ。アイドルとプロレスが大好きだった私は、もちろん女子プロレスにも夢中だった。当時は長与や飛鳥の1年後輩にあたる立野記代(たての のりよ)が大好きで、立野を観に行く理由で、84年1月に後楽園ホールで女子プロレス初観戦となった。この日、立野は長与とのシングルマッチが組まれていて、長与が勝利をしたのだが、自分の応援している選手に勝った長与を憎むことなく、長与に拍手を送っていた。試合が終わって後楽園ホールの下で出待ちをしていると、長与は飛鳥と一緒に大きなカバンを持って出てきた。そこで長与と飛鳥は、集まったファンに対して全員にサインを書くサービスをした。もちろん私もサインを貰って握手をした。

 この日をキッカケに女子プロレスの現場にも行くようになり、高校に入ってすぐに、高校からほど近い足立区花畑で、女子プロレスの興行が行われるということで、友達の自転車の後ろに乗せてもらい現地へ向かった。まだチームとしてクラッシュギャルズは結成されていない時期だったが、長与と飛鳥はすでにタッグで試合をすることが多く、この日もタッグを組み、同期でライバルのダンプ松本組と激しい試合を行っていた。

 84年8月に正式にコンビ結成となり、後楽園ホールでクラッシュギャルズとして初の試合が組まれた。私は歴史の証人になるために、もちろん生観戦した。この日は歌手デビュー曲『炎の聖書』をリングで歌ったりもして、まさにクラッシュデーだった。このころから女子プロレスファンのみならず、一般層にも一気に人気になり、翌年にはドラマ『毎度おさわがせします』(TBS系)にも出演して人気も絶好調となった。そんな人気絶頂の85年8月に大阪城ホールで敗者髪切りデスマッチと題して『長与千種vsダンプ松本』が行われた。松本の再三の反則攻撃により、長与は松本に負けてしまい坊主頭になってしまった。

 数々の名勝負を作り、女子プロレスに大きく貢献したクラッシュギャルズだが、89年に当時の女子プロレスには「25歳引退」という掟があり、その年齢に達したことで引退することになってしまった。2人のカリスマが引退したことで、女子プロレスは世代交代へと向かっていった。

 2人は引退後は芸能活動をしていたが、長与は自ら団体『GAER JAPAN』を旗揚げし、飛鳥は『吉本女子プロレスJd’』で復活を果たした。2000年には『クラッシュ2000』として再び2人がタッグを組むようになり、女子プロレス界に風穴を開けてくれた。クラッシュ2000の試合は、全盛期に比べると動きや若さは低下してしまった感はあったが、同じコーナーに2人が並んでいただけで、興奮してしまったもんだ。しかしこのタッグも長く続くこともなく、05年に2人は、再び引退となった。

 引退後は大きな動きは無かったが、飛鳥は銀座の会員制クラブの経営をしているそうで、長与は昨年あたりから大仁田厚とタッグを組んで、電流爆破マッチの試合をして現役に復活している。今後は5月3日に旗揚げが予定されている女子プロレス団体『マ−ベラス』の代表として活動するので、新たな長与の人生も楽しみである。

(ブレーメン大島=毎週土曜日に掲載)

【ブレーメン大島】小学生の頃からアイドル現場に通い、高校時代は『夕やけニャンニャン』に素人ながらレギュラーで出演。同番組の「夕ニャン大相撲」では元レスリング部のテクニックを駆使して、暴れまわった。高校卒業後は芸人、プロレスのリングアナウンサー、放送作家として活動。現在は「プロのアイドルヲタク」としてアイドルをメインに取材するほか、かつて広島カープの応援団にも所属していたほどの熱狂的ファンとしての顔や、自称日本で唯一の盆踊りヲタとしての顔を持つことから、全国を飛び回る生活を送っている。最近、気になるアイドルはNMB48の三田麻央。

【記事提供:リアルライブ】
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