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「かまいまち」が挑む、裏番組ぐるナイと食べログ超え「本当にうまい店が知れる番組に」チーフP


フジテレビ系「街グルメをマジ探索!かまいまち」を手がける松本祐紀チーフプロデューサー、かまいたち山内健司、濱家隆一(C)フジテレビ

今春からレギュラー放送中のフジテレビ系「街グルメをマジ探索!かまいまち」(木曜午後8時)は、本気のグルメプレゼンバトルがウリ。他局人気番組がひしめく“大海原”をどう生き抜くのか。番組チーフプロデューサーの松本祐紀氏(46)に、このほど狙いを聞いた。【望月千草】

 ◇   ◇   ◇

バラエティーとあなどるなかれ、グルメに対する「本気」が番組のポリシーだ。松本氏は「笑いの量というより、本当にうまい店が知れる番組になればいいなと思っています」と語る。お笑いコンビ、かまいたちを進行役に、プレゼンターとなる芸能人自らが街をリサーチし、街一番の店や一品を厳選。自力で「本気のウマい」を探し出すだけに、プレゼンには自然と情と熱意がこもる。

過去には、オフの日でも街に通い詰めた演者や、テレビ撮影NGだった店を口説き落とした演者もいるほど。松本氏は「それがこの番組の魅力で、他の番組との一番の違い。それだけ熱があるから、バトル感が自然に生まれておもしろいところかなと思っています」と語る。

「かまいまち」の裏番組は、高級料理の支払いゲームが名物の日本テレビ系「ぐるナイ」と強敵。毛色は違うが、グルメかぶりの直接対決。「グルメにグルメで勝ったら強いなあとは思いながら…。胸を借りる気持ちでいきたいです」と意気込む。

相手がミシュランなら、こちらはガイドブック。スポットを当てる街選びにも信念がある。「街自体に暖かさや人情ある街を基本に選んでいます。人との触れ合いがおもしろくなりそう」。ネットで検索し、気軽に行ってみたいと思わせられる店選びも理想的。今日2日放送の2時間スペシャル(午後7時)では、浅草&蒲田エリアという、まさにドストライクゾーンを探索するが「視聴者が実際にその街にいった時に放送されたお店に行ってほしいというのが大きいので、そこをどう戦えるのか、ですよね」。ゴチ”の裏で、“ガチ”で視聴者の日常になじんだ視点で勝負する。

コロナ禍の外食自粛の背景も、番組制作の熱を高めた。街の飲食店からは客足が減り、活気も減退。「街のグルメになかなか足を運ばなくなったというのを感じていて。そういったお店にスポットを当てて、紹介したいなという思いはありました」。また、これまでは東京近郊でのロケが中心だったが、レギュラー化により地方進出も視野に入れており「街の魅力や情報を加えてパワーアップしていきたい」と、番組展開を語る。

番組を続けた暁には-。野望もある。「この番組のインスタグラムが『食べログ』を超えるのが大きな目標。番組を見れば街のおいしいものが分かる、となれば。家族で見てほしいです」と呼びかけた。

◆松本祐紀(まつもと・ゆうき)1977年(昭52)12月17日、神奈川県生まれ。早大商学部卒業後、02年にフジテレビ入社。担当番組に「イタズラジャーニー」「オールナイトフジコ」など。

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