東急グループと阪急阪神ホールディングス株式会社は、SDGs(持続可能な開発目標)を共通のテーマに掲げたラッピング列車『SDGsトレイン2020』を、2020年9月8日より東西路線で同時運行させています。

使用電力を抑えるなどの工夫がされた省エネ車両や、走行にかかる電力すべて(実質的に100%)に再生可能エネルギーが利用されている『SDGsトレイン2020』の車内には、世界が一丸となって取り組むべき地球規模の課題や達成させたい目標など、SDGsのメッセージが掲示された車内ビジョンやポスターで統一された特別仕様となっています。

今月8日には『SDGsトレイン2020』の出発記念セレモニーがスクランブルホール(渋谷キューズ内)にて開催され、東急株式会社 代表取締役会長 東急グループ代表 野本弘文氏と阪急阪神ホールディングス株式会社 代表取締役会長 グループCEO 角和夫氏をはじめ、行政機関や市民団体の各代表者らが出席。また、慶応義塾大学総合政策学部 蟹江研究室に所属しSDGsの研究をしている学生らも参加し、セレモニーに華を添えました。

SDGsを自分事と捉え、まずは身の回りのできることから始める

SDGs(エスディージーズ:Sustainable Development Goals)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴールと169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人として取り残さない」ことを誓っています。

国内外での活動や経験から、SDGsの国際的な目標達成のために、どのような行動ができるのか考えることに遣り甲斐を感じているという、慶応義塾大学生の梅木さんと大貫さんは、セレモニーで「SDGsトレインが走ることにより、多くの人がSDGsを知り自分事として感じることで行動に繋げてほしい」と訴え、「そのためには、世代を超えた協力と自分なりの取り組み方を見つけ実践することが必要であり、これは、自分たちの未来の選択肢を広げることにもなる」と話し、2030年のゴールから逆算して、今、私たちに何ができるのか考え学生視点のメッセージをSDGsトレインと共に発信していきたいと伝えました。

コロナ禍を経験した今こそSDGsの考え方や取り組みが大切に

阪急阪神ホールディングスグループでは、今年5月に「阪急阪神ホールディングスグループ サステナビリティ宣言」を発表し、持続可能な社会の実現に向けSDGsへの取組を推進。また、従来から取り組んできたグループの社会貢献活動「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」の10周年を機に、昨年5月からSDGsトレイン『未来のゆめ・まち号』を運行しています。

一方、東急グループでは「美しい時代へ」というスローガンのもと、鉄道事業を基盤とした持続的な街づくりを通じて、社会課題の解決と事業成長の両立に取り組むとともに、「公益財団法人東急財団」をはじめとするさまざまな社会貢献活動を行っています。

東急グループの野本弘文会長は「SDGsトレインは、もともと阪急阪神さんが昨年の5月からスタートした取り組み。SDGsをひろく認知していただくための車内ポスターなどが、たいへんに好評だということで、「一緒に盛り上げていこうじゃないか」とお話しをいただきました」と、『SDGsトレイン2020』の協働に至った経緯を説明し、「阪急電鉄の創始者である小林一三氏を、五島慶太(東京急行電鉄の創始者)が師とあおぎ、事業面のみならず文化、教育面でも教えをうけグループの基盤をつくりあげてきた。両社とも鉄道を基盤とした街づくりをDNAとしてもっている。多くの共通点があり、東急グループがちょうど創業から100年たったこの時期に、共に手を取り合いながらSDGsトレインを走らせ、地球規模の課題解決を応援できることを嬉しく思う」と挨拶。持続可能な社会を創造することが目標のSDGsは、まさに東急グループの目指すところと一致すると話しました。

また、阪急阪神ホールディングスグループの角和夫CEOは、「コロナ禍の収束がみえないなか、人々のライフスタイルやワークスタイルが激変し、鉄道会社の経営にも変化がおきていくのは仕方のないことだ。しかし、良い沿線をつくるのは私どもの社会的使命であり普遍。コロナ禍といった背景にこそSDGsが目指す社会の実現が問われる時代になってきた。2025年の万博のテーマもまさにSDGsであり、SDGsトレインが走ることで、より多くの皆さまと想いを共にしたい。東西で行えば広がりも大きく、今回、東急さんとこのようなカタチで実現できて嬉しい」と話し、これからも鉄道を基盤としたサステナビリティな街づくりを目指してゆくことを改めて目標にかかげました。

『SDGsトレイン2020』は、2020年9月8日~2021年9月上旬まで走行予定。運行区間は、阪急阪神ホールディングス『未来のゆめ・まち号』阪急電鉄 神戸線・宝塚線・京都線および相互区間。阪神電車 本線・阪神なんば線および相互直通区間。東急グループ『美しい時代へ号』東急東横線・田園都市線・世田谷線および相互直通区間となります。

SDGs経営
Fujisan.co.jpより

情報提供元:マガジンサミット
記事名:「もう乗った?東急×阪神×阪急で環境に配慮した「SDGsトレイン」が同時運行中!