今後、ますます高齢化社会へと進んでいく日本。家族の認知症という問題は多くの人にとって避けては通れない問題になっています。

今回、近隣への損傷や火の不始末など、介護保険では保証されないリスクもカバーする認知症専門の少額短期保険を手掛けるリボン少額短期保険株式会社は、認知症の方が家族にいる場合の現状を多くの人に知ってもらうべく、アンケート調査を実施。

アンケートでは認知症の方が家族におり、認知症保険に未加入の全国の男女 317 人に対し、認知症に関する調査を実施しています。

アンケート調査の結果

アンケートでは、まず「認知症の方との共同生活で負担に感じることは何か」を質問。結果は90.9%の人が「心理的・精神的負担」と回答。また、結果には性別による違いも現れ、「体力的負担」と回答した人は 70 歳以上を除き、女性が男性を上回り、「経済的負担」と回答した人では、30 代~50 代の男性が同年代の女性を上回る結果となりました。

次に、認知症の方との今後の共同生活における不安について聞くと、最も多かった回答は「きちんと介護し続けていけるか」という結果に、次いで、「自分の精神を保ち続けられるか」という回答が多く挙がりました。

また、金銭面の不安を感じている人も一定数おり、そのなかで、「第三者やその所有物への破損・損壊・ケガなどによる多額の賠償請求に対応できるか」に回答している人は 10.4%と、低い数値に。

さらに「認知症の方による物損破損賠償費用の相場」について、5つの質問を行うと、実相場の正答率が 2.5% ~25.6%という低い結果に。このことから認知症の方による物損破損賠償費用について多くの方が正しい認識をしていないということが分かりました。

次に「あなたは『認知症保険』の存在をどの程度知っていますか」と質問すると、「よく知っている」・「知っている」と回答したのは13.5%、「あまり知らない」・「知らない」と回答した人は86.5%という結果になり、6倍以上の差が生まれました。

また、「よく知っている」と回答した人ほど、実際に「対人・対物への損害を補償する」「法律上の損害賠償や訴訟費用の補償をする」認知症保険があることを知らない割合が高いことも明らかに。

そして、損害賠償や訴訟費用を補償する認知症保険への加入意向について尋ねると、「ぜひ加入してみたい」「加入を検討してみたい」と回答した人は、全体の 23.4%に。

また、「ぜひ加入してみたい」「加入を検討してみたい」と回答した人は、過去に「モノの破損・損壊」「家屋の損傷」「他者にケガをさせる」といった認知症の方の症状を経験した人が多く見受けられました。

弁護士 武山茂樹氏によるコメント

「認知症患者の方が事故を起こし、他人に怪我や財産的損害を負わせた場合、認知症の方を監督する責任のある家族が、損害賠償を支払わなければならないことがあります。」

「損害賠償においては、結果的に賠償を支払わなくてよいという判決が出た場合でも、多くの場合は費用を払って弁護士に依頼しているでしょう。弁護士費用は依頼した方の負担になります。また、その費用も安くはありません。現在認知度は高くないようですが、認知症保険は、賠償や訴訟リスクをやわらげる一つの有効な手段になるでしょう。」

 

今回の調査では「認知症保険」というものがあまり知られていないということなどが分かりました。今まで認知症保険を知らなかった方も、この機会に調べてみてはいかがでしょうか。

週刊東洋経済 2018-10-06 発売号
Fujisan.co.jpより

情報提供元:マガジンサミット
記事名:「他人事じゃない高齢化社会。あなたは「認知症保険」というものを知っていますか?