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家族の“声”聞こえてますか…耳と心、コミュニケーションの大切さを再認識できる動画


高齢化のすすむ日本では、耳の聞こえに関する課題が顕著になっており、3月3日の「耳の日」をきっかけにさまざまな“聞こえ”に関するシンポジウムや啓発イベントが開催されました。

そんななか、編集部では実際の聴覚障害だけでなく“心の声”にも焦点をあてた短編ドラマ『声の向こうに』を視聴。耳の聞こえと“家族間でのコミュニケーションの大切さ”を訴えた内容に、多くの気づきを得ました。

 

言葉の奥にある「心」に耳を傾けよう~家族のコミュニケーションの大切さを再認識できる短編ドラマ「声の向こうに」~本編

聞こえていますか?心の声

短編ドラマでは、大切な人の声を“自分の耳で聞く”をテーマに、母親を亡くしたことで家庭内のコミュニケーションを上手にとれなくなった家族が、さまざまな困難を克服しながら関係を修復してゆく姿を描いています。

仕事と家事を両立させなければならず、忙しさのあまり他者との対話に耳をかさなくなった父親。高齢のために耳の聞こえが悪くなり、日常生活がままらなくなった祖父。そして家族と距離をおき、常にイヤホンをさしたままの娘…それぞれ3人の姿を、愛犬の視点から紹介してゆきます。

一家は、朝、祖父がつけるTVの爆音で目が覚めます。時計のアラームよりも大きな音量は近所にも迷惑のかかるレベルですが、耳の聞こえが悪くなっている祖父はその事実に気がつきません。「一度、病院に行って検査をしてみたら?」という家族のコトバに「年寄り扱いするな!」と激怒。文字どおり耳をかさず、朝の挨拶も、配達を知らせるインターホンも、犬の散歩中に後ろからせまる自転車・自動車の音にも気がつかない状態です。

ある日、進路のことで言い争いになった父と娘を鎮めようと仲裁に入りますが“なぜ大学に進学しないのか?”を訴える孫(娘)の声が聞こえず、そこではじめて自分の耳の“聞こえ”に疑問を持ちます。

一方、父と娘は、耳は聞こえていても心の意志疎通ができません。父は、大学進学をせずにパティシエの道を進みたいと希望する娘の相談に理由も聞かず反対します。話し合いたいのに、忙しさのあまり心の余裕をなくした父や、耳の遠い祖父を相手に娘は次第に“心の距離”を置くようになります。

やがて、補聴器を手に入れたことで日常生活や対話がスムーズになり、娘と父の仲をとりもとうと動きはじめた祖父は、2人に「耳は話を聞くためについている」「耳は心につながっている」と話しかけます。改めて、相手を理解しようと対話に耳をかたむけることの大切さに気がつかされるドラマです。

難聴者だけの問題ではない

この作品は、聞こえの情報サイトを運営する「ヘルシーヒアリング」によって制作されたもの。「ヘルシーヒアリング」は国内外の聞こえに関する最新情報や難聴への対処、解決策についての配信を通じて、聞こえに悩む人々の生活の質(QOL)を高めるための取り組みを行っています。

出典 https://www.healthyhearing.jp/

聞こえや補聴器を取り巻く科学テクノロジーは日々進化を遂げ、新たな研究結果も続々と生まれています。しかし、聴力の低下は少しずつ進行する症例も多く、短編ドラマで描かれた祖父のように自身ではなかなか気づきにくい場合もあるようです。

私たちは、耳の聞こえが悪いと上手に他者とのコミニュケーションがとれません。それは難聴者だけの問題ではなく、関わるすべての人が共有すべき大切な問題であり、そこに例外はないのだと感じました。

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