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教室の窓が左側の理由とは。秋の夜長は「窓」にハマってみる?



 


突然ですが、みなさんの小学校の窓って黒板に向かって左側にあったのではないでしょうか。その理由を知っていらっしゃいますでしょうか?クイズ番組をよく見ている方、カンのいい方ならおわかりかもしれませんが…。


 


先日、J-WAVE(FMラジオ)の深夜番組「WORDS ALIVE」、小生が大好きな映画監督、安藤桃子様がナビゲーターを担当している番組でございます。その番組で「窓」が取り上げられておりました。そのなかで、コメントされていたのが、窓研究所の所長、山本絹子様でございます。


 


窓研究所?、?、?、正式にはKK AP株式会社『窓研究所』。気になって検索して行きついたHPを見てビツクリ!超充実の窓情報でございます。こんなに窓にまつわる興味深い話があるのかと…。是非、興味のある方はチェックくださいませ。話が少し脱線いたしました。


 


山本さまは、番組の中で教室の窓が左側の理由について、かように語っておられました。「明治時代、新しく小学校をたくさん作らなければいけなくなった。その状況の中、当時の文部省は学校作りのあるルールを決めた。


 


光の当たりにくい北側に廊下を置いて、そして、窓を新鮮な光が降り注ぐ南東側にと。それにのっとって学校建設がすすめられ、その中で、日本人に右利きが多かったため、ノートをとる時に右手が影にならないように窓は左側にと決められた」とのことでございます。


 



 


なんだ、予想通り。と思われた方も少なくないと存じます。しかし、さらに、山本所長のお話は続きます。左利きの方は、耳をふさいで読んでくださいませ。


 


「日本で引き違い窓が普及している理由は、襖、障子などの昔からの名残りとも言われていますが。多くの場合、引き違い窓は、右側が手前にきています。これも日本人に右利きが多いから。着物の前合わせと同じで日本が古来から自然に身に着けている習慣なのかもしれません」と。


 


「引き違い窓は、右側が手前にきている」。言われてみて、初めて気が付いた方も多いのでは…。自動改札をはじめ、日本は右利きファーストなのでございます。


 


ちなみに「窓」と言えば…。最近、大人絵本が注目を集めておりますが、今年、“日本絵本賞”に選ばれた作品が、窓の絵本でございます。その作品が大人から圧倒的に支持されている絵本なのでございます。それがこちら。


 



「あさになったので まどをあけますよ」(作・絵:荒井 良二)


 


大人から人気の高い絵本作家の荒井様の絵本でございます。小学館児童出版文化賞、ボローニャ国際児童図書展特別賞、講談社出版文化賞絵本賞、スウェーデンの「アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」など、数々の賞を受賞している人気絵本作家でございます。


 


とにかく絵が素敵で、アート絵本として大人からの人気が高い絵本でございます。ストーリーも素敵で、何度でも読み返して楽しめる、読むたびに新たな発見ができる作品になっております。


 


普段、絵本を読まない大人の方に是非一度、読んで頂きたい絵本でございます。秋の夜長、絵本を片手に「窓」について哲学してみる…というのはいかがでございましょう。


(文:NN昌)

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