北朝鮮がミサイルによる挑発をやめない。最悪のシナリオは戦争だ。図式としては、北朝鮮対アメリカ+同盟国みたいなことになり、日本もアメリカに力を貸すのは明確。日本は戦争を放棄しているが、防衛という面での軍事を保持しなければならない。そこで、知りたいと思って調べたのは、「日本の軍事力のレベルは?」ということ。

 

アメリカの軍事力評価機関「Global Firepower」が、127カ国を対象にランキングを発表している。兵器数、質、種類、資源力、兵士の数、核兵器ボーナスポイント、北大西洋条約機構(NATO)などの軍事同盟ボーナスポイントなどから総合的に評価したもの。 1~30位までのランキングを見ると・・・

 

《世界の軍事力ランキングTOP30》Global Firepower:2017

1・アメリカ 2・ロシア 3・中国 4・インド 5・フランス

6・イギリス 7・日本 8・トルコ 9・ドイツ 10・イタリア

11・韓国 12・エジプト 13・パキスタン 14・インドネシア 15・イスラエル

16・ベトナム 17・ブラジル 18・ポーランド 19・台湾 20・イラン

21・タイ 22・オーストラリア 23・北朝鮮 24・サウジアラビア 25・カナダ

26・アルジェリア 27・スペイン 28・ギリシャ 29・スウェーデン 30・ウクライナ

 

日本の7位に驚く人も多いはず。実は、1~6位までは核保有国なので、核を持たない国の中では日本がトップの軍事力を誇ることになる。ただし、問題の北朝鮮が核を開発しているなら実際の順位はもう少し上かもしれない。にしても、23位というレベルで多くの国を敵に回しているわけだで、ある軍事評論家は「使用している兵器などが基本的に時代遅れで古い」と言っていた。

 

一般論だが、もし戦争に突入しても北朝鮮が勝つと思う人は少ないだろう。怖いのは、北朝鮮が自暴自棄になって、核のスイッチを押しちゃう事、日本などいろんな国へミサイルを撃っちゃう事、という気がする。

 

世界の軍事力の強弱の見解は専門家によって評価がけっこう違うそうだ。ただ、いろいろリサーチしたが、自衛隊のレベルを低く視る人は殆どおらず、むしろ驚異とする声が多かった。

 

そこで、どんなところが凄いのか少し説明したいと思う。軍事というジャンルは、専門的な知識が必要で簡単に説明するのは難しいので、「そんなもんなんだ~」くらいのレベルで気軽に見てほしい。(※様々な情報や数字はここ数年のものなので現在とは多少異なる部分もある。了承頂きたい)

 

 

アジア1位の海上自衛隊

 

世界のメディアで「海軍はアジアで日本が1位」と評価する声が多い。そもそも日本は四方を海に囲まれた国で、特に船艦の開発には力を注いでいた。20153月に竣工した「いずも」は、全長248mという海自隊最大の護衛艦(※米空母ジョージ・ワシントンは333m)で14機のヘリコプター、約500名の陸戦部隊、50台の車両を搭載可能。大量の水や燃料を積載できる。

 

これだけの輸送能力は世界トップクラスで、しかも時速30ノット(55キロ)という高速航行ができるため、米国の戦艦などにも十分付いていける。ミサイルや航空機を撃ち落とす対空自衛兵器、魚雷を迎撃する魚雷防護装置を搭載している。かなり心強い護衛艦なのである。日本は戦闘機を積む空母や船艦を保有するのはNGだが、この護衛艦「いずも」、そして「かが」は、事実上の空母との呼び声が高い。

 

また、あたご型護衛艦(1隻約1400億円)こんごう型イージス艦の改良進化型と言われ、北朝鮮のミサイル発射時に大きな力を発揮しそう。レーダーの探知能力は対空で100キロを超え、360度全周で、しかも複数の対象物を探知、識別、追尾が可能なのだそうだ。

 

世界が恐れたのは、2004年に作られた「そうりゅう型潜水艦」。潜行深度は500600m以上とも言われ、89式長魚雷は最大潜行深度900mで世界一とされる。海の深くまで潜れて、しかも静かなので、音などを感知されての位置を特定されにくい。米軍との実戦演習で日本の潜水艦は一度も場所を特定されたことがないという。これはいわば水中のステルス機だ。

 

海自体は、2016年で、護衛艦47隻、潜水艦17隻、哨戒機77機、ヘリコプター103機、機雷艦艇27隻、哨戒艦艇6隻、輸送艦艇11隻、補助艦艇29隻、を保有しているとのこと。特に日本が作った船は、性能は勿論のことコストがかなり安いという。聞けば、某国の空母一隻を作るコストで日本は二隻作ることが可能とか。

 

航空自衛隊は世界のTOP5

 

2015年の米ナショナル・インスタレス誌によれば、日本の空軍力は中国に次いで世界5位。日本の水域に中国軍機やロシア軍機が接近したため自衛隊機がスクランブル発進した、というニュースを聞くが、平成28年度はなんと1168回、前年より295回増だという。

 

航空自衛隊は、2016年で、戦闘機347機、偵察機13機、輸送機36機、空中給油輸送機6機、早期警戒機13機、早期警戒管制機4機、輸送ヘリコプター15機、特別輸送機2機を保有。

 

数としてはさほど多くないが、しかし、殆どが米国から調達したハイテクタイプだ。例えば、F35戦闘機(1機約160億円)は、42機導入を予定しており、主力戦闘機にするとしている。レーダーに映りにくいステルス機能が特長で、米や英など9カ国で開発しているシロモノ。

 

中国には戦闘機が約2600あるとされるが、その多くはロシアから譲り受けたミグ19、ミグ21という古いタイプの改良型で、ある専門家は、日本の最新型戦闘機1機に5機で襲撃にきても3分でやっつけてしまくらいの差がある、とのこと。

 

では戦闘機を操縦するパイロットはどうなのか? 実は、その腕前は世界一ともされるそうだ。

 

航空自衛隊のパイロットは高度の訓練を受けており、米空軍の演習に定期的に参加しているが、米国のエリートパイロット(トップガン)と空対空の演習した際、日本が命中率96%を叩き出した。米国は「この国はリアルな戦争を放棄しているのに、なぜこのハイレベルなのか」と驚愕した。また、ロシア空軍には「日本の戦闘機1機に対し2機で挑め」という言葉もあるとか。

 

陸上自衛隊の腕前

 

「主に陸上における日本国に対する外国の侵略を未然に防止、万が一侵略があった場合に対処する」とするのが日本の陸上自衛隊。防御、及び防御攻撃に特化した編成を組む。

 

2016年で、現役兵力、約15万人、戦車690両、無反動砲2500門、迫撃砲1100門、野戦砲450門、ロケット弾発射機等100門、高射機関砲50門、装甲車960両、固定翼航空機8機、ヘリコプター386機と、ある資料に記載があった。(それぞれどんな役割があるのか把握するのは難しいけど)

 

これでも核保有国と比べると規模的には劣るとのこと。ただし、最新鋭、ハイテク機器を扱っており、それを扱う隊員の技術も相当高いとされている。日本は第2次大戦後、地上戦で敵をアタックすることがないので、演習での成績が評価になる。そこで、いろいろ集めた陸自隊の凄さを物語るエピソードを載せる。

 

2017年、米国ニューメキシコ州マクレガー射場で陸自隊が21日間に及ぶ実射訓練検閲を行った。全隊が「優秀・要撃成功」の好成績を収めた。

 

◯日米、特殊部隊の合同演習で、米軍は戦争映画のように大声をあげながら敵陣に突撃、ドアを蹴り破って、テーブルをひっくり返し作戦を遂行した。自衛隊は、無言のまま隊長のハンドサインに従って音もたてずに敵陣に侵入し、静かに確実に素早く制圧してしまった。米軍関係者は「日本にはまだニンジャいる」と言った。

 

◯米国で、NATOの戦車射撃競技会があり、自衛隊の90式という戦車が招待され参加した。そこで自衛隊クルーは、他国に大差をつけて優勝。なんと、全標的のうちミスは1発だけだった。表彰式で、隊員が暗い顔をしているので話を聞くと「あと1発、当てられたはずなのに悔しい」とコメントした。それを聞いた他国の兵士は「命中率100%の戦車とは絶対戦いたくない」と震えたそうだ。

 

このような“腕前”だけではなく、海外の兵が感心したのは、陸自隊の士気の高さだという。イラクのサマーワへ派遣された自衛隊が帰国する際、ある国の高官が言った。「三年間で、約2千人の自衛官が駐留したが、一人の脱走兵もなく、一人の婦女暴行もなく、一人の無銭飲食もなかった。こんな軍隊は世界のどこにもない」

 

他にも、こんな話が残る。自衛隊宿営地に、多国の軍人たちが表敬などに訪ねてきたが、彼らが驚いたのは、雇われたイラク人作業者たちが夕方になってもまだ働いていることだった。他の国の宿営地で雇っている作業者たちは夕方になると仕事が途中でも帰る。

 

でも、なぜ日本だけは違うのか? それは、自衛隊員の姿勢に習ったからだという。他国の軍は、現地人を雇うと作業を命じるだけで何もしない。偉そうに振る舞うだけ。

 

しかし、自衛隊員は幹部までもが現地の労働者と一緒に働いた。食事や休憩時間も一緒に過ごしてコミュニケーションを欠かさなかった。これで親近感や仲間意識が生まれ、皆で時間を共有し働こうという勤労意欲につながったと思われる。

 

ある時、自衛隊宿営地の付近に迫撃砲が着弾する。その後、信じられない出来事が起こった。なんと、サマーワ市民の約100人がデモ行進し、「日本の宿営地を守れ!」と叫び訴えたのだ。外国に駐留する軍隊でここまで現地人に愛された組織は世界の軍隊で日本くらいだと、ある国のジャーナリストは報じた。

 

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なんとなく、自衛隊が凄いとされる由縁が伝わっただろうか?リサーチしたのは自衛隊のポジティブ面ばかり。逆に酷評もあると思う。ただ、世界の軍事オタクな人々が口を揃えて賞賛しているのだから、信じていい部分は多いはずだ。

 

これはテレビで池上彰さんが言っていたのだが、「もし日本がどこかの国に襲われたら、米国が守ってくれると思っていませんか? まずは、自分たちでなんとかしなければダメなんですよ」

 

日本にある米軍基地って所詮自国のための物なんだ。そう考えると、世界のどこよりも防御の軍事に力を注ぎ万全体制を整えるのは当然なのかもしれない。

 

情報提供元:マガジンサミット
記事名:「日本の自衛隊は超凄いって知ってる? もし戦ったら強すぎて世界がドン引きするかもしれないそうだ