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アデランス、15年かけて第三の機能性人工毛を開発!天然毛髪に近いツヤ感で環境にも配慮した毛材に


髪・美容・健康のウェルネス事業を展開するアデランスは20日、特許技術を2件採用した第三の機能性人工毛「CYBER X(サイバーエックス)」を新たに開発したと発表しました。

「サイバーエックス」は、繊維学の世界的権威で同社の学術顧問でもある東京工業大学物質理工学院の鞠谷雄士特任教授と共同研究の下、約15年間を費やして開発された機能性人工毛。特許取得のツヤ消し技術を採用し、ポリアミドとポリエステルの2種類の材料からなる海島(うみしま)構造に仕上げることで、天然毛髪に近いツヤ感を再現しています。

また、ポリアミドとポリエステルを混合して製造することで、これまでの同社開発毛と比較して「最高のハリとコシ」を持った毛材開発に成功。根元から立ち上がる性質により、少ない本数でも自然なボリュームアップが可能となっています。さらに、毛材の生成時に帯電防止剤を加える同社の製造技術により、人毛及び人工毛の長年の課題である静電気の発生を抑制。それによって広がりを抑え、まとまりやすく、扱いやすい毛材になっています。

「サイバーエックス」は第三の機能性人工毛として、10月20日から提供が開始される増毛新商品『ピンポイントライズ』(男性向け)と『ヘアアップαリベルテ』(女性向け)に採用されます。

なお、同社は機能性人工毛にポリ塩化ビニル(塩ビ)を使用せず、焼却しても汚染物質の発生しにくい原材料で構成するなど環境にも配慮。今回新開発した海島構造によってツヤ消し技術が進化したことで、ツヤ消しの工程で発生する廃棄物の削減にも成功しています。同社は「今後もSDGsな視点を取り入れながら、最良で最新の毛材開発の挑戦を続けていきます」としています。

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