法政大学が学内でのミスコンテスト、ミスターコンテスト開催を認めないと発表し話題になっている。

件の発表は11月29日に「法政大学学生センター」名義で法政大学のホームページ上で学生向けに公開されたもの。

「「ミス/ミスターコンテスト」について

最近、「ミスター法政コンテスト」というイベントについて学内外から問い合わせが寄せられています。このイベントについては、本学の関知するものではなく、また本学の施設を利用しての開催も認められていません。

本学では、2016年6月に「ダイバーシティ宣言」を行いましたが、ダイバーシティの基調をなすのは「多様な人格への敬意」にほかなりません。「ミス/ミスターコンテスト」のように主観に基づいて人を順位付けする行為は、「多様な人格への敬意」と相反するものであり、容認できるものではありません。

また本学では、自主法政祭実行委員会(市ヶ谷地区)が大学祭に際して掲げてきた「基調・理念と諸問題」という文書の中で、「ミスコン」に対し以下のような見解を長年にわたって示してきました。

「ミスコン」とは人格を切り離したところで、都合よく規定された「女性像」に基づき、女性の評価を行うものである。

これは極めて先見性に富む見解であり、本学学生が主体的にこれを提示し、「ミスコン」の開催を認めない姿勢を貫いてきたことは本学の誇るべき伝統と言えるのではないでしょうか。

上記に鑑み、いかなる主催団体においても「ミス/ミスターコンテスト」等のイベントについては、本学施設を利用しての開催は一切容認されないものであることをご承知おきください。

以上」

発表文によると法政大学では大学祭運営の伝統的な理念上、また「多様な人格への敬意」を重んじるという立場からも「ミス/ミスターコンテスト」のように主観に基づいて人を順位付けする行為は容認できないとしている。法政大学の発表にTwitterなどSNS上では大きな反響が起こっている。

「ミスコンとは人格を切り離して都合よく規定した女性像を評価するものだからやらない、か。法政大学の学祭実行委員会。大学の自治というのはこうあってほしいもの。」

「こんにちは。法政大学は学長が女性(田中優子さん)ですよね? それと関連があるのかな?と思いました。いずれにせよ、経営戦略として優れていると思います。」

「法政大学といえば女性学の田嶋陽子さんが教授だったというのが有名だからそれも関係あるのかもね」

「ミスコンに対するこの見解が『長年』のものであるというところがすごい。かっこいいな法政大学。」

「ミス慶応等見ていますと、局アナ登用の登竜門、ブランドになるというメリットもありますがミス/ミスター、その関連団体がトラブルを起こすデメリットもあるので開催等したくないのが本音だと存じます」

「いかにも法政大学ぽい」

反響は法政大学の硬派な姿勢に賛同するというものが多かった。口では男女平等、人権尊重と言いながらもそれに矛盾した事象が当然のように存在する現代。一つくらいこういう姿勢を貫く大学があってもいいのではないか。

※画像は法政大学ホームページ(リンク)から引用しました

(執筆者: 中将タカノリ)

―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』

情報提供元:ガジェット通信
記事名:「「多様な人格への敬意」学内でのミスコン開催認めない法政大学の声明に反響