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『競争の番人』女同士の戦いが感動的な人情話になり視聴者から「なんか泣けた」の声


 坂口健太郎(31)と杏(36)がW出演を務める月9ドラマ『競争の番人』(フジテレビ系)の第6話が8月15日に放送。公正取引委員会のエリート審査官・小勝負勉(坂口)と、元刑事の新人職員・白熊楓(杏)ら第六審査メンバーが、さまざまな企業の不正をあぶり出す姿が描かれている。

 第6話では物語は後半戦へ突入。大手呉服店「赤羽屋」社長・赤羽千尋(真飛聖)と、呉服店「ファイブシーズン」社長・井出香澄(萩原みのり)の関係性が明らかになるなど大きな転機を迎えている。

 白熊楓(杏)は桃園千代子(小池栄子)の聴取を見学するところからスタートする。桃園の手慣れた聴取に感心する白熊に、小勝負勉(坂口健太郎)は聴取のアドバイスをしてくれないのかと聞く。白熊は何も教わっていないと答える。

  そんな時に第六審査へ新たな調査案件が舞い込み、大手呉服店「赤羽屋」による私的独占を調査することに。赤羽屋が他業者の参入を妨害、排除しているという。首謀者は赤羽屋の社長・赤羽千尋で、情報を提供したのは呉服店「ファイブシーズン」社長の井出香澄だった。

 小勝負と白熊は赤羽屋の着付け教室へ向かった。千尋は客にはソフトに対応するが、従業員には厳しい態度で接している。香澄からも話を聞くと、かつて香澄は赤羽屋で働いていたが、あまりの厳しさに心折れて退職。経営コンサルタントに相談してファイブシーズンを立ち上げ、仕入れ先となる織元と直で契約を結無事で上質な着物を低価格で仕入れる新業態をスタートした。しかし、ここ最近、職人から次々と契約を打ち切るようになってきた。香澄は千尋の圧力を疑っていた。

 第六審査は香澄の情報提供によって赤羽屋に立ち入り検査を行うが、空振りに終わってしまう。実は香澄の情報提供の内容はうそだったのだ。それどころか香澄は起業したことでの焦りから、原材料の半分以上が合成繊維が占める反物を「絹製」と偽装して売っていた。

 小勝負らが調べてみると新たな事実が判明した。千尋が香澄の店から多くの職人を引き抜いたのは、その職人が質の悪い合成繊維の反物を高級品と偽装していたためで、香澄と引き離すことが本当の狙いだった。香澄に目を掛ける千尋が、裏で香澄に便宜を図っていたことも分かってきた……という展開だった。

 月9らしからぬ“人情ドラマ”なストーリーに、ネット上からは「なんか泣けた」「最後、いい話になってた」「なんて良い人…人情…」など泣けたというコメントが多く寄せられていた。

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